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はじめに
巻頭の図はセッターがトスアップしたAクイックのトスボールが●→●→●→●と移動して行く状況を示したものです。
で、前回の記事「クイックは、速いのに越したことはない・・・。でも、そうでなくてもいい場合もある。」
では●にボールが来るのを待って打つ、Aクイックのお話をさせていただきました。
今日は、●の時点で打ってしまおうという高速Aクイックについてお話します。
下図で言うと、一番下の紫色のシャツを着た選手が行っているAクイックですね。
高速Aクイックを打つメリット
メリットと言えば、速いタイミングでスパイクを打つから、相手ブロッカーがリードブロック(トスを見てからブロックに跳ぶというブロック)で対応しようとする場合、そのブロックが出る前、完成する前にスパイクを打ってしまうことができます。
P2を見てください。このようなイメージでジャンプします。
すなわち、セッターにボールが入る、その手前30cmくらいの位置にボールが差しかかった時点でアタッカーはジャンプするというイメージです。
で、P3のとおり、セッターがトスアップする時には、アタッカーは空中に跳んでいる感じですね。
ここで、セッターが相手ブロッカーが床の上に立って両手を伸ばした高さよりも、高い位置で●をさばいてトスアップすると、確実に、ブロックが出てくる前にスパイクを打つことができます。
後は、トスアップされ、上がってくるボールをP4のとおり●の位置で叩くのです。
で、相手ブロッカーはこのクイックへの対応ができないと、センター攻撃でポイントを取られてしまうことになるので、コミットブロック(あらかじめマークする選手を決め、予測してブロックする。)で対応せざるを得ませんね。
っとなると、ブロックが分断されたり、時間差攻撃のセミに対応できなくなったりという状況が生じるのです。その詳細については、
絶対にブロックされないスパイク、縦の時間差(パイプ攻撃)
の記事を見て下さい。
高速Aを打つデメリットと対策
1 アタッカーがトスアップより先にジャンプしますので、空中でアタッカーがトスに合わせて打つ
ということが難しくなります。打てる幅が極めてせまくなるのですね。セッターの善し悪しが大き
く影響してきます。
2 とにかく、アタッカーは体力が必要です。何と言っても、トスが上がろうが上がるまいが、
ジャンプしないといけなくなるのですから・・・。
以上2点が大きなデメリットです。
技術的な問題の解決策
で、その対応策ですが、技術的な問題に対しては、とにかく、セッターと合わせて、反復練習します。
その練習に際しては、アタッカーは自分のタイミングで助走とジャンプ位置を決めて、それを続けていき、セッターのほうが、トスアップの位置、トスの高さをアタッカーに合わせるように調整したほうがいいような感じがします。双方が調整するといつまでも合いません。
Bクイックを打つ場合は、トスの速さも影響してきますので、セッターは、ジャンプして待っているアタッカーめがけて、ボールをぶつける感じですばやいトスを送ります。
少なくとも、このクイックは、アタッカーがトスを見てジャンプ位置やタイミングを調整することはできないプレーですから、そのことを理解しておくことが必要です。
つまり、アタッカーがジャンプしてしまえば、後はセッター任せという感じのする攻撃なのですね。
コースのうち分けですが、スパイクをクロスにヒットさせたいときはセッターがトスを真上に上げます。そして、ストレート側に引っかけたクイックを打ちたい時は、トスをレフト側にちょっと流して上げるといった調整を行います。
体力的問題の解決策
これは、地道に走り込んだり、練習を積んで持久力をつけるしかありません。それと、私は、このプレーを行っても、体力を維持させるためにアミノ酸を使用しています。
是非一度お試しください。見違えるように体が頑張ってくれますから・・・。
恐るべし、アミノ酸の威力(試合当日、変身します。)
本日はここまでです。どうもありがとうございました。
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とりあえず、息があがるのが早いので。。。笑
子供と一緒にマラソンにでも出てみるのもいいかなと思います。
努力に勝る天才なしとはよく言ったものだと思います。
来年の春に向けて頑張ってください。努力は報われますよ。