前々から噂はありましたが、川上憲伸がとうとうFA宣言をしました。
代表質問のところだけ、テレビで見ることができましたので、アップします。
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【すがすがしい表情で会見場へ】
代表質問はメ~テレ佐藤アナウンサーでした。
佐藤「FA権を取得して、この会見となりました。まず、どんな結論になったのでしょうか」
憲伸「そうですね。シーズン、クライマックスが終わってから自分なりに色々と悩んで決めた結果が、FA権を行使すると言うことになりました」
佐「宣言することになった一番大きな理由は何でしょうか」
憲「自分の権利だし、11年間ドラゴンズにお世話になって、まぁエースという立場にさして頂き、そういうもので自分のやってきたものが、どのような評価を周りの方々がしてくれるのかと言うことを知りたかったので、はい」
佐「悩んだとのことですが、どのような事で一番悩んだのでしょうか」
憲「一番はやはり、ドラゴンズ愛と言いますか、今までファンの方々に後押しされて、頑張ってこれて‥。そういうものを決して裏切るとか言うものでもないですし、FA権を行使したことによってドラゴンズを出ると言うものでもないですし。とにかく、まぁ手を挙げたと言うことは冷たさと言うか、そういうものが、ファンの方々に感じられるんじゃないかなとか、そういうところがすごく一番僕の中では気になったところです」
佐「いろんな方にも相談したんでしょうか」
憲「そうですね。自分の本当に信頼を置ける方々、そして両親。一番は両親と話し合いをしたことが、まぁ一番大きかったと思います」

【初めは少し緊張気味】
佐「FA解禁から6日が経ちましたが、今日を選んだ理由あるんでしょうか」
憲「今日を選んだというか、本当に昨日の夜中まで、あの‥すごく悩んでまして、それがたまたま今日しようという‥。そういうことで球団側に連絡しまして‥」
佐「そうしますと、宣言しようと決めたのは昨日の夜中ということでいいですか」
憲「そうですね。はい」
佐「昨日の夜中にキッカケというか、そういうものはあったんでしょうか」
憲「ま、キッカケと言いますか、自分の中で気持ちの消去法と言いますか、そういうものがだんだんこう絞られてきてですね。まぁ、昨日の夜に2つぐらいに絞られて決めました」
佐「2つと言いますと‥」
憲「ま、そういうのは簡単に言えないですし、そう言われるとは思いましたけど、はい(笑)」
佐「言えない何か2つのうちの選択肢の一つが宣言ということですか」
憲「まぁこういうことをハッキリ言っていいのかどうかわからないですけど、あの‥正直僕あの‥5~6年前からメジャーリーグへ行って挑戦したいという気持ちがものすごく強かったんですよ。その中でも自分のやるべきチーム、場所って言うのはドラゴンズでやるのは当然だと思いますし、そういうものとの格闘だったりとか、じゃあメジャーリーグで完全に通用する自信があるのかと言ったら、これはまた別なんですけど、挑戦する気持ちと自信とその辺が自分の中でキチンと考え方とかが合ってるのかと言うところが、結構自分の中では悩んだところでもありました」
佐「そうしますと、今回の宣言は大きな意味でメジャーリーグ挑戦と受け取ってもいいですか」
憲「いや、それ一言では決められないですね。今言ったように、メジャーで通用しないんじゃないかとか、まぁそういうものも出てくるかもしれないし。まぁ何か自分の中でも不安が出てくるかもしれないし。その辺はこれからこう色々話を聞いたりだとかしているうちに、それが解消されたりだとか‥。まぁとにかく、今日行使しましたけど、これで自分の行き先が全て決まったという訳でもありません。ある程度の気持ちは決まりましたけど」
佐「ある程度の‥」
憲「まぁ、そう言われると思いましたけど(笑)ある程度の気持ちって言うのは、一番最初に言いました、その、ドラゴンズ以外のチームだったりとか、えーそういう評価って言うものををまずは知りたいと言うのが、はい」
佐「まだ、どの球団が手を挙げるかわかりませんが、国内海外含めて、どのような姿勢で待とうと言う気持ちですか」
憲「うんまぁあのー、とにかく、自分の中で一旦リセットしたいと。まずはこの記者会見を開いて頂いたこともすごく新鮮な感じと言いますか、11年前に逆指名した時のような気持ちで、ほとんど同じような気持ちでいますし、とにかくまずは、学生の頃のような気持ちで今はいます」

【時折笑顔を見せつつ】
佐「ドラゴンズに残る可能性もという話もありましたが、ここ数年契約更改では球団との交渉の中で気持ちの面をいま一つわかってくれなかったんじゃないかと言うような話がありましたが、今その球団に関して、残るという可能性を含めてどういう思いですか」
憲「ドラゴンズというチーム、チームメイト、あのー、裏方さんだったりとか関係者の方は僕もすごくよくして頂いたし、あのー自分もホントにチームは好きですから、あのー、交渉の時に話し合いがまとまらずに長引いたりしたことは、決してドラゴンズが嫌いだからとか、そういう意味でもなく、好きな事には間違いないですし、一生懸命チームのため、ファンのため、自分のためにももちろんやってましたけど、それには正直間違いはないですね。ただ、その、今だから言える話で、交渉でもめてた時期がありましたけど、結局は僕がメジャーに行きたいと言う、そういうところでですね、まとまらなかったというところがあったと。ただ、当時時期的にですね、僕がメジャー行きたいと言うのを口するべきことでもないですし、球団側からもしないでくれと。そういう気持ちがあるなら、FA権を取得したときに堂々と言うべきではないかと。そういうことがありましたので、それ以降はポスティングだとか、そういうメジャーへと言う気持ちはありましたけど、口することはなかったです」
佐「交渉事なので言いにくいかもしれませんが、国内の中ではドラゴンズを優先したいという気持ちはあるんでしょうか」
憲「そうですね。まぁ優先と言いますか、ドラゴンズとの交渉は毎年やってきましたし、シーズン中も一度ですけど、新聞に出ていたとおり、複数年の提示を頂いてましたんで、そういうのを基にまずドラゴンズは自分の中にある程度のものはあります。はい」
佐「5~6年前からメジャーを意識した理由は何かあるんでしょうか」
憲「大きな理由2002年のシーズン後の日米でした。はい。それがすごく僕の中で、夢が膨らんだと言いますかね。今まで僕がやってきた野球と違う野球が見えて来たと言うか、そういうものが大きかったと思います。はい」
佐「現時点ではメジャーの方が夢としては大きいと考えていいですか」
憲「それも正直、自分の中でもわからないところですし‥まぁ、わかりやすく言えば、5~6年前の自分なら、全くメジャー1本ですと自信持って言えるところですけど、いろんなもの含めて、1本とは決めてないです」
佐「同級生でライバルでもある上原投手は夢ではなく目標だと言ってますけれども、川上さんにとって、現時点ではどのような位置付けでしょうか」
憲「どうなんでしょうね。位置付けって言えば、メジャーが1番で日本の野球がダメなのかって‥えー、僕も何度かオリンピックだったりとか、参加させて頂いて、感じたことがですね、日本には日本の野球の素晴らしさがあるし、アメリカにはアメリカ、海外には海外の野球の素晴らしさがあるし、だからと言って決してアメリカの野球がトップと言う訳でもないと思います。僕としては、もしアメリカに行ったならば、日本の良いところ、強みじゃないですけど、アピールして行きたいと思いますから、はい」
佐「色々悩んだ末に宣言された訳ですが、今改めて、今日この時間どんな感じですか」
憲「この時間ですか?さっきも言いましたけど、大学生の頃のように進路を選ぶと言いますか、あの‥学生の頃も正直、プロ野球という世界に入るのは自信があるようで、全く不安の方が大きくて、ドラフト1位で行くと決まった時点でも、果たして1位というのに見合うプレーができるのかという不安もありましたから、今ほとんどそういう気持ちと同じです」
佐「最後にファンの皆さんに今言えること、メッセージがあればお願いします」
憲「えー、今僕がドラゴンズのファンの方に色々しゃべりますと、じゃあもうドラゴンズはないのか?ってことになりますんで‥。一つ言えることはホントにあの今日のこと、今日行使すると決めたことについて、ホントに悩んで悩んで、まず1番はチームのこと、ドラゴンズのことを一番考えて、まず中心に悩んでいたと。この環境というものは僕の中でものすごく大切なことだと思うので‥。もし、FAで他球団に行ったりとかして、このチームメイト、そしてこの環境をそのまま引き継げるかと言ったら、絶対そういう訳ではないと思いますから、この環境だったりというものが、最後まで悩んでいた部分ではあります」
佐「これから球団を選ぶ基準と言いますか、一番大事にしたいことは何間ですか」
憲「一番は自分に合ったところだと思います」
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こんな感じでした。
会見を聞いた印象では、「ドラゴンズが好き」という気持ちにウソはないんだなと思いました。
色々な話を聞いて、「やっぱり、ドラゴンズが一番合う」と思えば、残る可能性もあるということだと思いたいですね。
「ドラHOT」解説の鹿島さんは、「ゴルフの練習場で会った時、『移籍しても話ぐらいはしてくれよ』と言ったら、『話のできないところに行くと思うので』と言っていたので、メジャーかなと思ってます」と話してました。
私も会見を聞いて、メジャーに行く不安はあるけど、挑戦したい気持ちはあるんだなと思いました。
これまでも悩んだようですが、ここからもっと悩むのでしょうね。
自分の気持ちに素直になって、悔いのない選択をして欲しいです。
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ある意味、憲伸のFA権行使より驚いたのが、ノリのFA権行使・・。
中スポの一面見て驚きましたよ。
憲伸よりデカイ字で『ノリ』と書いてあって・・
権利を取ったとき、「興味ないです。それよりも来年中日が契約してくれるかどうかが重要」とか殊勝な事言っておいて、憲伸に注目が集まる中、こっそり申請してたなんてね。
(セコい・・)
「中日に対して不満はない。出て行くことが前提ではない」けど、
「チャンスなので他球団の評価を聞きたい」だってさ。
『俺様復活』だね。
「中村ノリというブランドをこのままで終わらせていいのか?」ってまた思ったのかね。
この2年で得たファンからの信用をまたぶち壊したな。
でもって、「どこもなければ残留」って、ドラを滑り止め扱いか・・
やっぱり、「三つ子の魂百まで」ってことでしょうか。
他球団の評価って・・
2年前に全球団に無視された時点で気付けよ。
自分が変わったからいいと?
ファーストがイヤなのか?
落合監督だとバントしないといけないから?
大阪に帰りたいとか?
やっぱり、お金が不満?
別にいいや、どこにでも行ってくれ。
特に残念でもないし、腹も立たない。
チームが若返るためには好都合だよ。
去年はよくやってくれたね、ありがとう。
さよなら、ノリ