見えてきたGo Toの恩恵格差、廃業する老舗旅館の悲哀 https://www.sankei.com/west/news/201010/wst2010100001-n1.html
新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている宿泊施設などを支援する政府の観光支援策「Go To トラベル」の開始からまもなく3カ月。「“お得感”が感じられる高級宿ばかりが恩恵を受けている」と批判の声も上がる中、大津市のある旅館が今月いっぱいで廃業することになった。「Go To トラベル」に参加したものの効果は得られず、経営は危機的状況に。断腸の思いで60年余り続いた歴史に幕を下ろす。(清水更沙)
◎60年余りの歴史に幕
「長年にわたって多くの人が足を運んでくれました。まさかこんな形で終わってしまうなんて…」
廃業が決まった大津市の旅館の若女将(32)は肩を落とす。
創業は昭和34年。高祖母の代から続き、若女将が5代目となる。祖母らから聞いた話によると、高度経済成長期は客数や売り上げも右肩上がりで、毎日にぎやかだったという。旅館の仕事に誇りを持ちながら働く家族の姿を見て育ち、自身も当たり前のように家業を継いだ。
自慢は近江牛のすき焼きや地元食材をふんだんに使った懐石料理。「おいしい料理を手軽に楽しんでほしい」との思いから、料金は1泊2食付きで約1万3千~1万8千円に設定していた。
「お客さんが喜んでくれると本当にうれしかった。この光景がずっと続いていくと思っていた」と思い出をかみしめる。
お客さんが来ない-。新型コロナの影響を実感し始めたのは3月ごろ。2月には大学生らが「追い出しコンパ」として宴会を行ったが、その後は新規の予約が入らず、キャンセルばかりが増えていった。それでも、「3、4月は何とかなる、これから頑張らないといけないなと考えていた」という。
新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている宿泊施設などを支援する政府の観光支援策「Go To トラベル」の開始からまもなく3カ月。「“お得感”が感じられる高級宿ばかりが恩恵を受けている」と批判の声も上がる中、大津市のある旅館が今月いっぱいで廃業することになった。「Go To トラベル」に参加したものの効果は得られず、経営は危機的状況に。断腸の思いで60年余り続いた歴史に幕を下ろす。(清水更沙)
60年余りの歴史に幕
「長年にわたって多くの人が足を運んでくれました。まさかこんな形で終わってしまうなんて…」
廃業が決まった大津市の旅館の若女将(32)は肩を落とす。
創業は昭和34年。高祖母の代から続き、若女将が5代目となる。祖母らから聞いた話によると、高度経済成長期は客数や売り上げも右肩上がりで、毎日にぎやかだったという。旅館の仕事に誇りを持ちながら働く家族の姿を見て育ち、自身も当たり前のように家業を継いだ。
自慢は近江牛のすき焼きや地元食材をふんだんに使った懐石料理。「おいしい料理を手軽に楽しんでほしい」との思いから、料金は1泊2食付きで約1万3千~1万8千円に設定していた。
「お客さんが喜んでくれると本当にうれしかった。この光景がずっと続いていくと思っていた」と思い出をかみしめる。
お客さんが来ない-。新型コロナの影響を実感し始めたのは3月ごろ。2月には大学生らが「追い出しコンパ」として宴会を行ったが、その後は新規の予約が入らず、キャンセルばかりが増えていった。それでも、「3、4月は何とかなる、これから頑張らないといけないなと考えていた」という。
こぴーはここまで。続きは上記URLに入ってお読みください。
新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている宿泊施設などを支援する政府の観光支援策「Go To トラベル」の開始からまもなく3カ月。「“お得感”が感じられる高級宿ばかりが恩恵を受けている」と批判の声も上がる中、大津市のある旅館が今月いっぱいで廃業することになった。「Go To トラベル」に参加したものの効果は得られず、経営は危機的状況に。断腸の思いで60年余り続いた歴史に幕を下ろす。(清水更沙)
◎60年余りの歴史に幕
「長年にわたって多くの人が足を運んでくれました。まさかこんな形で終わってしまうなんて…」
廃業が決まった大津市の旅館の若女将(32)は肩を落とす。
創業は昭和34年。高祖母の代から続き、若女将が5代目となる。祖母らから聞いた話によると、高度経済成長期は客数や売り上げも右肩上がりで、毎日にぎやかだったという。旅館の仕事に誇りを持ちながら働く家族の姿を見て育ち、自身も当たり前のように家業を継いだ。
自慢は近江牛のすき焼きや地元食材をふんだんに使った懐石料理。「おいしい料理を手軽に楽しんでほしい」との思いから、料金は1泊2食付きで約1万3千~1万8千円に設定していた。
「お客さんが喜んでくれると本当にうれしかった。この光景がずっと続いていくと思っていた」と思い出をかみしめる。
お客さんが来ない-。新型コロナの影響を実感し始めたのは3月ごろ。2月には大学生らが「追い出しコンパ」として宴会を行ったが、その後は新規の予約が入らず、キャンセルばかりが増えていった。それでも、「3、4月は何とかなる、これから頑張らないといけないなと考えていた」という。
新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている宿泊施設などを支援する政府の観光支援策「Go To トラベル」の開始からまもなく3カ月。「“お得感”が感じられる高級宿ばかりが恩恵を受けている」と批判の声も上がる中、大津市のある旅館が今月いっぱいで廃業することになった。「Go To トラベル」に参加したものの効果は得られず、経営は危機的状況に。断腸の思いで60年余り続いた歴史に幕を下ろす。(清水更沙)
60年余りの歴史に幕
「長年にわたって多くの人が足を運んでくれました。まさかこんな形で終わってしまうなんて…」
廃業が決まった大津市の旅館の若女将(32)は肩を落とす。
創業は昭和34年。高祖母の代から続き、若女将が5代目となる。祖母らから聞いた話によると、高度経済成長期は客数や売り上げも右肩上がりで、毎日にぎやかだったという。旅館の仕事に誇りを持ちながら働く家族の姿を見て育ち、自身も当たり前のように家業を継いだ。
自慢は近江牛のすき焼きや地元食材をふんだんに使った懐石料理。「おいしい料理を手軽に楽しんでほしい」との思いから、料金は1泊2食付きで約1万3千~1万8千円に設定していた。
「お客さんが喜んでくれると本当にうれしかった。この光景がずっと続いていくと思っていた」と思い出をかみしめる。
お客さんが来ない-。新型コロナの影響を実感し始めたのは3月ごろ。2月には大学生らが「追い出しコンパ」として宴会を行ったが、その後は新規の予約が入らず、キャンセルばかりが増えていった。それでも、「3、4月は何とかなる、これから頑張らないといけないなと考えていた」という。
こぴーはここまで。続きは上記URLに入ってお読みください。