書くのが後回しになってしもうたが、先日の銀座三越のブログの続きでございます。
この日の最後は、シャネル・ネクサス・ホール「ヴェルサイユ宮殿 森田恭通 写真展」を観ましたのじゃ。
https://nexushall.chanel.com/program/2023/versailles/
(写真撮影可)
シャネルの展覧会は、作品も空間デザインも毎回素敵で、本展も楽しみにしておったのじゃ。
森田恭通と言えば、以前銀座で隠れ家にしておった素敵カフェ、グラムール(残念ながら8年ほど前に閉店)のインテリアデザインを手掛けたお方ではありませぬか。
写真家でもあったのですな。
森田は数年にわたりヴェルサイユ宮殿を度々訪れ、四季によって変化する陽光にこだわりながらモノクロ写真を撮影。
真夜中以外は、ほぼ自然光で撮影されたそうな。
本展では、約100点のモノクロ写真が展示されておりまする。
黒で統一された暗い空間に浮かび上がる美しい作品を観ながら、迷路めいた螺旋の中を進むのも、ヴェルサイユ宮殿に迷い込んだようで素敵なのじゃ。
構成は5章。各章の展示風景と作品を数点ずつ、大体観た順に載せまする。
ささ、まいるぞよ。
【Elements】
《ルイ15世の寝室の鍵》
《ルイ15世の王太子のオルガン》
《子午線の通過を示すバー》
《ライオンの爪足を施したチェスト》
《王室礼拝堂の屋根》
【The Royal Opera】
《オペラ劇場》
《オペラ劇場》
【The Hall of Mirrors】
《鏡の回廊》
《鏡の回廊》
【The Royal Chapel】
《王室礼拝堂》
《王室礼拝堂の祭壇》
《王室礼拝堂内のオルガン》
《王室礼拝堂内の屋根》
【Moments】
《石の回廊》
《噴水の地下にある水路》
《王太子の部屋》
《王の小階段として知られる階段》
《王室礼拝堂の1階と2階を結ぶ螺旋階段》
《ルイ16世のダイニングルーム》
こちらには比較的小さい作品がずら~り。
一部をば。
上段左から《王室礼拝堂の天井》《オペラ劇場》
下段どちらも《王室礼拝堂に刻まれた文字》
上段左から《小トリアノン宮殿 可動式鏡の階下構造》《王室礼拝堂》《王室礼拝堂の屋根》《王室礼拝堂 聖フィリポの祭壇》
下段左から《小トリアノン宮殿の壁面に残るスケッチ》《小トリアノン宮殿のレセプションルームに残るエンブレム》《王室礼拝堂》《小トリアノン宮殿 階段の手すり》
上段左から《彫刻家アントワーヌ ルソーによる楽器文様のレリーフ》《水路へとつながる扉》《王の寝室の窓から臨む大理石の中庭》《大型気圧計にあしらわれたモチーフ》
下段左から《オペラ劇場》《地下揚水システムの配管》《王室礼拝堂》《ルイ15世のシリンダーデスク》
最後に展示の2点のうちの1点。
《王室礼拝堂の外観》
最後にかようなお言葉も。
作品も空間もたいそう好みで、観応えござりました。
タイミング良く、貸切状態でじっくり観られたのも良かったしの。
会期は11月5日まで。ご興味ある方はぜひ。
わたくしも再訪する所存にござります。