ウェネトさまの館

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「猫のダヤン35周年 ダヤンと不思議な劇場 池田あきこ原画展」(松屋銀座)

2018年10月23日 06時04分46秒 | 展覧会・美術関連

書くのが遅くなってしもうたが、先週観たツボな展覧会でございます。

松屋銀座 8階イベントスクエア「猫のダヤン35周年 ダヤンと不思議な劇場 池田あきこ原画展」
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20181017_dayantofushiginagekijo_8es.html


 

お供のEは、昔から“わちふぃーるど”が大好きだったのじゃ。
この銀座松屋では、ダヤン誕生30周年の展覧会も観ておるしの。

35周年の本展は、会場全体を劇場仕立てで構成。
本展の為に描かれた新作30点を含め約160点もの原画、大きな段ボールアート、ジオラマ、映像など展示。

段ボールで作られた大きな《タシルの街のゲート》をくぐるところから、もうワクワクでございます。
まずは、パステルと色鉛筆の《本の中から飛び出して》がお出迎え。

構成は以下の通り。

【お話の劇場】
羊皮紙に描かれた大きな《冒険地図》、様々な原画、革で作られたジオラマなど。

1988年、池田あきこが出版社への売り込み用に描いた鉛筆のラフコンペも興味深うございます。
これが初の絵本『ダヤンのおいしいゆめ』となって出版されましたのじゃ。

【ベイビーダヤン】
1993年から2017年までの歴代ベイビーダヤンの原画がずら~り。
あまりの可愛さに転げ回ったぞよ。

【街の劇場】
この章のみ写真撮影可。嬉しいのぅ。
ほぼ貸切状態じゃったゆえ、お写真たくさん撮ったぞよ。


 

会場の左手に展示の原画8点。

《曼荼羅》2016 ペン・水彩


 

《わちふぃーるどの世界》1991 水彩・色鉛筆


 

《郵便の仕分け》2015 パステル・色鉛筆


 

《メイフェア》1994 水彩・色鉛筆


 

《バルトの夏至祭り》2016 パステル・色鉛筆


 

《マージョリーノエル》1988 パステル・色鉛筆


 

《王様になった猫》1989 パステル・色鉛筆


 

《タシルの夜の街》1995 水彩・色鉛筆


 

右手に展示の原画から2点。

《だんらんラバーと団らん泥棒》2011 ペン


 

《ヨールカの街に歌うよ》2018 パステル・色鉛筆


 

そして中央には、 幅5メートルもある立体作品が。
《タシルのお祭り広場》2018 段ボール+アクリル


 

ごめんくださ~い。


 

広場の空は、突然雨が降った後に虹が出たり、花火がバンバン打ち上がったり、満天の星空になったり、刻々と変化するのじゃ。


 

この原画も展示されておりまする。
《タシルのお祭り広場・中央》2018 アクリル


 

《タシルのお祭り広場 右袖・左袖》


 

タシルのお祭り広場や、段ボールゲートのミニチュア・試作品。入口ゲートの図解も。


 

《ギニョール劇場》2018 木と布
ダヤンとマーシィのパペットじゃ。


 

この横では「ギニョール劇場」の上映風景の映像も流されておりました。 

【森の劇場】
段ボールで作られた楽しい《森のゲート》を進むと、不思議なドア。
ノックすると、ドアの向こうから声が聞こえますぞ。(台詞は4パターンほどあり)

ボルネオが舞台の《森の音を聞いてごらん》の原画や、《革ジオラマ・フォーンの森のファニィたち》などもございます。

【広がるダヤンの世界】
《劇場の構想》と題された作品から、不思議な国の劇場の構想が始まったそうな。
その横に展示の小さな作品《執筆するモプサ》は、水先案内人でもあり、作者の分身でもありますのじゃ。

大好きなダヤンの不思議な劇場、時間を忘れて堪能いたしました。
特設ショップも充実の品揃えで、物欲炸裂しそうになるも思いとどまり、ちょっとした小物と絵葉書のみ購入。

ギャラリートークやサイン会も参加したかったのじゃが、時間が合わず残念でありました。


 

会期は明日、10月24日まで。ご興味あるかたはぜひ。
40周年の展覧会も楽しみよのぅ(←気が早すぎw)

★おまけ画像
一昨日は十三夜だったのじゃ。
帰宅する途中で綺麗な月は見られたが、オリオン座流星群は見られんかった。