数日前の話になりまするが、東京都庭園美術館「戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見」を観たのでございます。
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/250308-0518_backtomodern/
(大客室、大食堂、新館ギャラリー1 のみ写真撮影可)
本展は、日本では初公開の「A5コレクション デュッセルドルフ」から、ポスター約130点をはじめ多数の資料類を展示。
構成は以下の通り。気になった作品の一部もリスト順に載せまする。
【序章 Prologue 西ドイツデザインへようこそ】
《ルフトハンザ–日本》《ルフトハンザ–エクアドル》《ルフトハンザ–アフリカ》ルフトハンザ宣伝部
最初にお出迎えしてくれるルフトハンザの1964-65のポスター、何やらワクワクいたします。
大客室と大食堂は写真撮影OKなのじゃ。
・大客室
《ミュンヘン オリンピック 1972》オトル・アイヒャー
左のポスターの一部分アップも載せまする。
・大食堂
左《キール ウィーク 1964》ハンス・ヒルマン
右《キール ウィーク 1986》メンデル&オベラー
《冊子「キール ウィーク 1953」》エルンスト・イルムラー
キール ウィークのコースターや切手。
【幾何学的抽象 Geometric Abstraction】
《展覧会「GDLマスター写真」》ヴァルター・ブレーカー
カメラチックな図形の中心、赤い丸の中に可愛い鳥。
《ブルーノート》イュルゲン・シュポーン
ブルーに黒の幾何学模様と文字。3つの白い半月。
《ベルリン自由民衆劇場》イュルゲン・シュポーン
白・黒・青。ストライプの建物と窓のぐるぐるがツボ。
フライヤーに載ってたお写真を載せまする。
【タイポグラフィ Typography】
《映画「切腹」》ドロテーア&フリッツ・フィシャー=ノスビッシュ
手前に大きく切腹する人、奥に相対する人々。インパクトありあり。
《展覧会「亡命P.E.N.」》グンター・ランボー(ランボー、リーネマイヤー、ファン・デ・ザント)
折れ曲がった鉛筆でハーケンクロイツの形。
《テレビ番組「リノツァラス(西ドイツ放送)》ハインツ・エーデルマン
中心に色を抑えた大きなサイ。周囲の枠はカラフルなストライプ。
ここから先の新館ギャラリーは写真撮影OKじゃよ。こんな感じ。
【イラストレーション Illustration】
《展覧会「ドイツ交通展 ミュンヘン 1953」》ディーター・フォン・アンドリアーン
《映画「チャップリン短編喜劇集」》ハンス・ヒルマン
《映画「ピエールとポール」》ハンス・ヒルマン
近寄ってビックリ。一部分も載せまする。
《映画「イエロー・サブマリン(ザ・ビートルズ)」》ハインツ・エーデルマン
ザ・ビートルズのアニメ映画のドイツ版ポスター。
《映画「嘆きの天使」》ドロテー&フリッツ・フィシャー=ノスビッシュ
《映画「七年目の浮気」》ドロテー&フリッツ・フィシャー=ノスビッシュ
何だかちょっとイメージ違ってカッコいいマリリン。
《展覧会「ヴァルター・ブレーカー」》ヴァルター・ブレーカー
鳥文字がたいそう可愛くてお気に入り。
ピアッティの《dtv》シリーズ、好きじゃ。特にフクロウ。
《dtv 20周年》セレスティーノ・ピアッティ
《レコードジャケット『イヴ・モンタン シャンソン』》ハインツ・エーデルマン
《原画「無題(雑誌『twen』のためのドローイング)」》ハインツ・エーデルマン
《チラシ「特別シリーズ dtv 独占プログラム」》セレスティーノ・ピアッティ
【写真 Photography】
《映画「炎の接吻」》ハンス・ヒルマン
《映画「Love 65」》ドロテー&フリッツ・フィシャー=ノスビッシュ
《映画「フリーデマン・バッハ」》ヴォルフガング・シュミット
J.S.バッハとその息子W.F.バッハの生涯を描いた映画らしい。
写真はボケボケじゃが、J.S.バッハは一番好きな作曲家ゆえ、載せておこうかの。
これまでわたくし、戦後西ドイツのグラフィックデザインはあまり興味がなかったのじゃが、観応えある展示で、西ドイツのグラフィックについて色々知る事もでき、楽しゅうござりました。
会期は5月18日まで。
★どうでもいいおまけ話
ゴールデンウィークはお供のEが仕事で忙しく、観たいギャラリーに行けぬやも知れぬ(涙)
10時オープンの美術館ならギリギリ行けるかもじゃがのぅ。
ゴールデンウィーク、早く終わらぬかのぅ・・・(こらこら)