昨日書いた日記の続きでございます。
彩鳳堂画廊の後は、ニッチギャラリー「大川心平 作品展 筆を運ぶ風、彷徨う帆船」を観ましたのじゃ。
http://nichegallery.tokyo
(写真撮影は許可を得ておりまする)
この作家の個展を観るのは今回初めてじゃが、東京とソウルで毎年交互に個展をなさっておるそうな。
油彩35点と、木彫作品も展示されておりまする。
会場はこんな感じ。
油彩は、過去の名画と現代が一体化したコラージュのような幻想的な作品が多く、構図も素晴らしゅうござります。
一部をば。
《筆を運ぶ風、彷徨う帆船》145.5×22.4㎝ 2020年
まず驚愕したのが、本展のDMとタイトルにもなっているこの作品。
ほれ、DMハガキと見比べてみなされ。
作品は真ん中から2つに分かれておるのじゃが、左右をどちらに持ってきても、きちんと1点の作品になるのじゃ。凄いのぅ。
《眼のある風景-罠》F60 2020
フラゴナールの《ぶらんこ》がモチーフで、この写真では不鮮明じゃが、女性の後ろに蜘蛛の巣(罠)が張って、青空の下は現代の街が広がっておりまする。
《水上の甘い香り》F60 2020
《月の背中に羽がある》F20 2020
《夕暮れ黒猫》SM 2020
《約束された邂逅》F4 2018
こちらの油彩の下には、可愛い木彫も並んでおりまする。
左から《Forest》SM、《Pool》F0、《Gas Station》SM 2020
在廊なさっていたご本人に、お話をお伺いできたのも嬉しゅうござりました。
会期は11月19日まで。ご興味ある方はぜひ。