goo blog サービス終了のお知らせ 

ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

「第三回 日本画恐竜展」(gallery路草)&「祝の会 華やぎの絵師たち」(東武百貨店池袋店)

2021年11月07日 07時15分40秒 | 展覧会・美術関連

前回のブログの続きでございます。
会期が3日間だけの個展の話から書いたのじゃが、この日は先に池袋で2つのグループ展を観ましたのじゃ。

まずは、ギャラリー路草「第三回 日本画恐竜展」
http://gallery-michikusa.jp/exhibitioninfo/21110409/
(写真撮影は許可を得ておりまする)

日本画恐竜展、昨年初めて行ったらば観応えあり、素敵な作品をお迎えしたりして楽しかったゆえ、今年も楽しみにしておったのじゃ。
初日は都合つかず、2日目になってしもうたがの。

今年は、47名の作家の約120点もの恐竜作品が展示されておりまする。
お題に「日本画」とあるが、立体作品もあるのは昨年通り。

会場はこんな感じ。


 

載せたい作品たくさんありまするが、20点だけ作家名50音順で。

・泉東臣《#0040》麻布、アクリル、岩絵具 22×26㎝


 

・上西古都《熱棘》高知麻紙、水干絵具、岩絵具 S10号


 

・上村慶次郎《フクイラプトルの壺》粘土、檜の灰、陶石
他にも3つのテーブルに数多く展示されておりました。


 

・江川史織《アンティカトプス》日本画 F4


 

・木下武《Raptor》木製パネル・麻紙・膠・岩絵具 M30号(909×606㎜)


 

・ししよしよし《始祖鳥滑翔》麻紙、岩絵具、水干、土絵具 F20号


 

・白倉正樹《涅槃図》絹本、岩絵具 F4


 

・鈴木巌青《在る、あなたの時代の先駆者へ》雲肌麻紙、岩絵具、泥絵の具、砂 1303×1620㎜
大作。この写真では全く分からぬが、本物の骨を貼り付けたかの如き質感も凄い。


 

・田村幸帆《Waiting》紙本彩色 270×360㎜(額込)
4点の作品いずれもユーモラスじゃった。


 

・中條亜耶《Epistemology》麻紙、岩絵具、膠


 

・中野貴文《The Ground》モルタル タイル 岩絵具 SM


 

・ヒカリタケウチ《Velociraptor》ミクストメディア F6号
日本画の上から樹脂を流してあって艶やか。


 

・福田彩乃《frill》墨、岩絵具、水干絵具、金属箔、青貝 F0


 

・本田貴哉《プテラノドン》和紙に岩絵具、胡粉、墨 14×18㎝


 

・水島篤《周遊》雲肌麻紙、岩絵具、墨、真鍮泥
わたくしが行った時、丁度この作品が展示されるところじゃった。サイズは分からぬが大作で迫力。


 

・宮本美紗季《かくれんぼ》麻紙、胡粉、水干絵具、岩絵具 P15号


 

・桃山朋々《始祖鳥(江戸時代)》白麻紙、楮紙、岩絵具、金泥、銀泥 F6


 

・山下留奈《ぐみのきょうりゅう》日本画 SM
ひと目観て思わず脱力。可愛い。


 

・山田雄貴《アルバータケラトプス》楮紙、金箔、岩絵具 15号F


 

・横橋成子
在廊なさっていたご本人が、ご自分の作品はもちろん他の作家の作品の説明もしてくださって感謝!


 
《ドラコレックス》日本画/半草鳥の子紙、みす紙、岩絵の具、膠 F4号(24.2×33.3×1.7㎝)
何やら美少年チックで素敵じゃ。


 
横橋グッズのサコッシュはプリントかと思いきや、全て手描きじゃった。


 

数名の作家のグッズコーナー。


 

今年も様々な恐竜を観る事ができ、たいそう楽しゅうござりました。
会期は11月9日まで。
ギャラリーは、電車のあるビルの14階じゃよ。


 

その後は、東武百貨店 池袋店 6Fアートギャラリー「祝 ことほぎの会 華やぎの絵師たち」へ。
https://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/shop/108114502/


 

「祝」をテーマに、10名の日本画家(足立絵美、井上知美、黒木美都子、新生加奈、服部しほり、服部由空、堀口晴名、松原亜実、山科理絵、山本有彩 )が、それぞれ3点以上出展。
素敵な作品揃いで観応えあり、写真撮影不可なのがまことに残念じゃ。

特にお気に入りだった5点を、作家名50音順で。

・足立絵美《Trauma Install》0号S
大好きな作家。新作3点どれも素晴らしいが、これは特に大好きなフクロウめいた金鍔銀之助のお姿。
プラチナ箔も使われ、色彩や質感も綺麗。幼虫も泣いておる。

・井上知美《祝福》8号
白いベールとドレス、金のイヤリングを身につけ、色とりどりの花を抱えた女性。
華やかで温かみもあってたいそう美しく、見とれたのじゃった。

・黒木美都子《一輪の奇蹟》6号
青いバラを手にした青い瞳の横顔の女性、人物も背景もとても綺麗。 

・堀口晴名《イルカの夢》14.2×14.2㎝
華やかな金箔にテンペラ技法。青い枕の並ぶベッドでイルカの青い絵本を読むうちに眠ってしまった猫の親子が可愛い。

・山本有彩《蘆薈のおまじない》10号
オーガンジーのような白いブラウスを着た女性の柔らかい雰囲気と強い眼差しが魅力的。

5点しか書きませんでしたが、他にも素敵な作品いろいろございました。
会期は11月10日まで。