昨日は、銀座の3つのギャラリーを回ったのでございます。
フジヰ画廊(第1会場)とギャラリー和田(第2会場)で同時開催の「美術新人賞デビュー2017 入選作品展」
ギャラリー和田→http://www.gallery-wada.jp/home.html
(フジヰ画廊のHPは分からず)
月刊美術主催の、45歳以下を対象にした平面作品のコンクール。
わたくしの好きなにしざかひろみが準グランプリを受賞したと知り、観に行ったのでございます。
全入選作27点が、2つのギャラリーに分けられ展示されております。
わたくしのお気に入りベスト3をば。
1)にしざかひろみ《一月》(ギャラリー和田)
準グランプリ受賞作。
にしざか作品独特の細密なペンの描き込みと、1羽のカラスの描写がツボ過ぎる。
モノトーンの光と影に、3粒の赤い実。
他の方々に比べて小さ目サイズ(40cm×25cm)なれど、存在感ありありな作品。
2)あらきかずま《森》(ギャラリー和田)
準グランプリ受賞作。
緻密細密で美しいペン画、凄いですのぅ。
連なる山々には、小さな白い鳥や動物たちもおりまする。
3)金子一生《homunculus》(フジヰ画廊)
窓辺に、薔薇や羽根が入った大小5つのフラスコなど。
妙に心惹かれる作品。
他に気になった作品は、
潮田和也《祈りにふさわしい場所がきっと見つかる》(ギャラリー和田)
非常に写実的な3人の女性が、金色の背景から浮かび上がっております。
梶川能一《しょくたく》(ギャラリー和田)
醤油瓶を描いた小さな作品で、アクリル絵具を盛り上げたポコポコした質感と、色のコントラストが印象的。
ギャラリーに置かれたこの方の小さな画集を観たらば、この作品より動物モティーフの作品が気になったのでございます。
ちなみに、グランプリ受賞作の柏倉風馬《Les Enfants Terribles》は、フジヰ画廊に展示されておりまする。
会期は3月4日まで。
そして、ぎゃらりい秋華洞「猫れくしょん」
http://syukado.jp/feature/2017/02/neco.html
(写真撮影は許可を得ておりまする)
2月22日「猫の日」から始まった本展、もっと早くに行きとうございましたが、最終日に滑り込み。
国芳、北斎から現代作家まで、様々な猫作品がずら~り。
ギャラリーのあちこちに、浮世絵から出てきた猫もおりまする。
まずはアンティークな《ヒゲタ醤油ねこ》と《金運ねこ》にご挨拶。
高橋弘明《ジャパニーズ・ボブテイル》
猪熊弦一郎《猫》
池永康晟《西早稲田一丁目 塀の上 今来た。》素敵な美猫じゃ。
岡本東子の日本画《砂の砦》と《藪》もたいそう好み。
北川麻衣子のダーマトグラフ《Rachel》存在感すご。
鈴木博雄《神奈川沖猫鼠合戦図》 ネズミの乗る舟に押し寄せる猫の波。
田口由花《猫図》 妖艶な猫、美しいのぅ。
他にも色々ございました。
池永康晟のお試しぬりえカードは、おひとり様1枚お持ち帰り可。塗らねば。
様々な猫、楽しゅうござりましたが、会期は昨日2月28日まででありました。
★おまけ画像
帆立釜飯ランチ。