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浅葉なつさんの「神様の御用人」が大好きで何度も繰り返し読んでいる。第9〜10巻に鹽竈神社が登場。国常立神の眷属である金龍と黒龍が、鹽竈神社を舞台に壮大な物語を展開する。
4月27日、青空のもと新緑がさわやかな鹽竈神社を参拝した。
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△「志波彦神社・鹽竈神社」が正式名称
東北地方全体の守り神として、奈良時代以前に創建されたと考えられている。
全国にある鹽竈神社の総本山。
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△神馬舎・神龍社
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△東大鳥居
緩やかな石畳が続く東参道に建つ。駐車場からも近い。
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△表参道
石鳥居には「陸奥国一宮」の扁額が掲げられ、その後ろに202段の急な石段が続く。
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△随身門
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△唐門・廻廊
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△別宮拝殿
海の守護神である塩土老翁神(しおつちおじのかみ)が主催神として祀られている。航海安全を背負うため仙台湾を背に北西に向いている。
社伝には、東北地方を平定する役目を担った武甕槌神(茨城県鹿島神宮主催神)・経津主神(千葉県香取神宮主催神)を道案内したのが塩土老翁神で、二柱が去った後も現地に留まって人々に製塩の方法を伝授したとある。
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△別宮本殿・別宮瑞垣
別宮の「別」は、「特別(スペシャル)」という意味。背面より前面が長い非対称の傾斜屋根をもつ流造(ながれつくり)の建築様式。
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△左右宮拝殿
戦いの神である武甕槌神(たけみかづちのかみ)が左宮に、経津主神(ふつぬしのかみ)が右宮に祀られている。
大神主である藩主が城から遙拝できるように、仙台城の方角・南南西を向いて建てられた。
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△左宮本殿・廻廊
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△右宮本殿・廻廊
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△文化灯籠
銅鉄合製、精巧な花鳥や動物がはめ込まれている。1809年に伊達家9代藩主が寄進。
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△鹽竈桜
神紋になっている。境内の27本が国指定の天然記念物。
サトザクラ系の八重桜で、40~60枚の花びらをつけ、花の中心の雌しべが葉に変わる。
4月下旬~5月上旬が見頃。
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△文治灯籠
扉に太陽と月の形が彫られた鉄の灯籠。1187年に奥州藤原氏が奉納。松尾芭蕉が「奥の細道」に記している。
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△多羅葉
宮城県の天然記念物、樹齢500~700年。葉の裏面をとがったもので傷つけると、その部分が黒く浮かび上がるので字を書くことができる。「葉書」の語源。
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△境内末社
左から稲荷神社・住吉神社・八幡神社・神明神社
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△長命灯籠
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△撫で牛
撫でると開運や商売繁盛に御利益があるという。牛は撫でるとよくよだれを出すところから、商売が牛のよだれのように細く長く続くようにと。
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△東神門
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△五重石灯籠
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△志波彦神社・社標
中世までの詳細な所在地は不明。1874年に現在の場所、鹽竈神社の境内に移された。
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△神門
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△拝殿
南東を向いている。塩釜地域の守護神でもある農耕の神・志波彦神(しわひこのかみ)を祀っている。
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△鳥居
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△四季桜
鹽竈神社博物館前の広場中央に植えられている。10月ごろに開花し、4月頃まで冬の間咲き続ける。今は葉桜。
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△四季桜(2023.12.7)
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満開の鹽竈桜を見上げながら、境内をゆっくりと散策した。
鹽竈神社は小高い山の上にあって、塩釜の町と港が見渡せる。まだ4月末にもかかわらず気温が高くて、今日は海霧が広がっている。秋になって、季節外れの桜が咲く頃にまた来ようと思った。