畑の脇道を歩いていて、ふと足下を見たら小さな可愛らしい花を見つけた。よく見ると、ふわ~っと一面に広がってたくさん咲いている。
ひとつ見つけると、あちこちで似たような花に次々と出会う。どうやら、みんな「フウロソウ」の仲間らしい。
△ヒメフウロ
お墓参りに行ったら、お寺の境内の隅っこにたくさん咲いていた。
花の大きさは1~1.5cmくらい、桃色の花弁が5枚。茎と葉の先が赤みを帯びている。
△アメリカフウロ
休耕田のあぜ道で見つけた。茂みのようにこんもりと生えていたが、花はさほど目立たない。
花の大きさは6~8mm、薄いピンク色の5弁花。在来種のゲンノショウコと同じ仲間だというが、葉の形が違う。
△オランダフウロ
畑の脇、耕運機が通るような乾燥した固い道で、地べたを這うように咲いていた。
葉も茎も全体的に毛が多い。花の大きさは5~8mmくらい、薄い紅色の5弁花。
△オトメフウロ
畑脇の日当たりのよい土手で発見。小さいが、鮮やかな可愛らしい花の色に目を引かれた。
花や葉の形はアメリカフウロとよく似ているが、花の色が違う。紅紫色の5弁花、花の大きさは7~8mmくらい。
△アケボノフウロ
植物園にて。花は3~4cmと大きく、紅紫色の5弁花。道ばたや野原に咲いているフウロとは全く雰囲気が違う。
△シロバナアケボノフウロ
アケボノフウロが散り始めた頃に満開になった。ピンクのアケボノフウロは華やかだが、シロバナは清楚な雰囲気。
△ハクサンフウロ
初めはアケボノフウロかと思った。植物園の高山植物コーナーで見つけ、「ハクサンフウロ」の名札を付けていた。
高山の日当たりのよい湿った草地に生えるということ。
△ゲンノショウコ(淡紅)2023.10.26
△ゲンノショウコ(白)2023.8.21
ゲンノショウコは原っぱや校庭の隅っこ、意外といろんなところで見かける。葉っぱに紅紫色の斑点がついているものもある。
花期にはまだ早く、夏から秋にかけてウメに似た花をつける。日本三大民間薬のひとつで、薬用効果が確実に現れることから「現の証拠」。
一番のお気に入りはヒメフウロ。1cmくらいの小さな花なのに、群生していると可愛らしさが際立つ!
園芸種も華やかできれいだが、庭に築山があって、その一角にヒメフウロが一面に咲いていたら、さぞかしきれいだろうと思う。
2024.7.13 追記
△ヤワゲフウロ
鹿島大神宮への道端で見つけた。オトメフウロかと思ったが時期が違うし。可愛らしいピンクがいい感じ。
全体的に柔らかい毛が生えてる。花びらは10枚に見えるけど、深い切れ込みのせいでホントは5弁花。全体的に柔らかそうな雰囲気。