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海月美紗のしょうかっこう

小確幸とは 小さいけれども確かな幸せ という意味
何気ない毎日の中で見つけた 小さな幸せを記録していきたいと思います

再び、銀竜草とめぐりあう

2025年06月11日 | 

飯舘の「村民の森あいの沢」のため池には、南北の岸をつなぐ「あいの浮橋」が架けられています。

去年の今頃は、除染工事のために池の水が抜かれ、あいの沢は立ち入りが禁止されていました。

除染が終わっても、工事の影響なのか、スイレンは以前より数が少なくなってしまいました。

飯舘村では、原発事故後に広範囲にわたって除染作業が行われました。遊歩道や近くの施設周辺は安全性が確認され、今は多くの人が利用を再開しています。

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ため池の南側にある「あいの沢遊歩道」を歩きます。

花はほとんど咲いていなくて、咲いているのはアマドコロくらい…

リョウブとコシアブラ。木に札が下げられているので、名前が分かりました。

緩やかな山道を登ります。

ふと足元を見ると、あたり一面にギンリョウソウが咲いています。

何日か前に初めてギンリョウソウに出会ったばかりなのに、こんなにすぐに、こんなにたくさんのギンリョウソウ…

ギンリョウソウは、全身が白くて半透明です。葉緑素がないので光合成をしません。

横から、正面から、見れば見るほど、不思議な姿…

所々に日が差していますが、森の中は薄暗くて、少しひんやりしています。

ひっそりと咲いているギンリョウソウは、そっとしておかなくちゃいけないと思いました。

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ナツツバキは、まだつぼみ。

チゴユリやスミレ、ウメガサソウは、実や種を付けていました。

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あいの浮橋を渡って、北側の駐車場へ戻ります。

水面がすぐそこに見えて、ふわんふわんと池の上を歩いているような気持ちになりました。

橋の手すりにとまって、尻尾を上下に振っている鳥がいます。近づいても逃げようとしません。

セキレイだと思うのですが…、鳥の見分けは苦手です。

2025.6.6

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