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動物にも花粉症は多い!

2011-03-02 23:03:00 | 医学・獣医学
シャンプーの効用
動物にも花粉症は多い!
いよいよ花粉の飛散する季節に入りましたが、犬の検査をするとこちらもかなりのものです。
クシャミ・鼻水・咳などがひどくなくても、アナジーであるとロイコトリエン受容体経路のアレルギー反応が全身に起きることになります。(胸部の画像診断でも特徴が診られます)

投薬による治療はもちろん重要ですが他に良いこととは?
体に付着してしまった原因を落とすことでしょう。

シャンプーすることはアトピー・アナジー(Anergy)
の治療でも重要なことなのです。

私どもSNOW DREAM のヒト・犬、 日本アレルギー学会のヒトアトピー治療指針では外用でもステロイドの使用回数を減らしてプロトピックに置き換えるなどとなっていますが、この目的は病気により惹起された皮膚バリア障害がステロイドでは修復できないことが判っているからです。
バリア障害が残ると皮膚の保湿・外部感染の防御などが出来ないままであるということです。

アトピーを治せずにいると遺伝子によるマーチ(行進にたとえて症状が順番に進行する)でアナジー(Anergy 私どもの研究では最重症アトピーを含む)になることがアレルギー学会でも報告されました。
アトピーでもそうですが、アナジー(Anergy)であれば免疫力のより低下により、細菌・真菌などの皮膚感染症(常在菌・酵母などによる日和見感染を含む)もひどくなります。
体内部の投薬治療は当然行なうとしても、この状態の改善には物理的に病原との接触を少なくしてやることが必要です。

つまり洗い落とせばよいわけですが、
殺菌的なシャンプーも必要ですが(専門医の指導により)
通常は皮膚に優しく洗浄・保湿ができる良質のシャンプーで週2回くらい洗えるとかなり違ってきます。(向かないシャンプーもありますので注意!)
真冬でもちゃんと洗えるとかなり変化します。

補足
植物のオイルであるティーツリー・カラスムギ・コメ系でも漢方薬・他の植物系ナチュラル物質と同様にまれに体質に合わないことがあります。
コレは本来植物が自然界で自分を守るための天然成分を利用しているためで、
ラテックス フルーツ症候群が起こることがありますので、
初めての使用時は少なめで試すことが必要です。