宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「天使モホルの力を受ける」

2019年12月26日 | Weblog




ゾロアスター教では 独自の暦があり、
また 1ヶ月30日間、それぞれの日付を司る天使が存在しており、

月を司る
天使モホルに、以下のように祈ります。

★「マンガヘ・ガオチスラヘ・ゲウシュチャ
  アエヴォ・ダタヤ・ゲウシュチャ・プル・サレダヤ。」

または

★「マンゲム・ガオチステム・ヤザマイデ 
  ガオム・アエヴォ・ダタヘ・ウルノ・フラヴァシム・ヤザマイデ
  ガオム・プル・サレダヘ・ウルノ・フラヴァシム・ヤザマイデ。」



「マニ教の祈願文」




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マニはササン朝ペルシアの時代のイラン人。
216年4月14日、パルティアの王族につながる父パテーグの子としてバビロニアに生まれた。

父はキリスト教グノーシス派の洗礼者教団に加わっていたいたので、
マニもそのような教養のなかに育った。

グノーシス派とはキリスト教の異端の一つで、
神秘主義と結びつき、霊的世界と現実世界を厳しく分ける二元論を特徴としている。

マニ教の創始 マニは12歳の時、双子と呼ぶ聖霊の訪れを受け、
新しい信仰への自覚をもつにいたったという。

24歳のとき、ふたたび聖霊の啓示を受け、
インドに旅をして仏教なども知ることとなり、新しい宗教マニ教を創始した。

それはゾロアスター教の善悪二神の対立を基本とし、
種々の神話やキリスト教、仏教の要素などを採り入れた折衷宗教であるが、
霊と物質の対立というギリシア的要素も加味され、
悪に属するとされた物質世界の未来をきわめて悲観的に考えた。

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マニ教は今でも
大陸の一部で信仰されており、


マニ教における

「清浄光明(しょうじょうこうみょう)
大力智慧(たいりきちえ)
無上至眞(むじょうししん)
摩尼光仏(まにこうぶつ)。」

の聖号を繰り返し誦す事で
加持が授けられるとされます。


(マニ教における回向に相当する結文)

「梵音唄響 (ぼんのんべきょう)
詞美殊佳  (しびしゅか)
善業同資 (ぜんごうどうし)
普及一切  (ふぎゅういっさい)
上啓諸天聖衆(じょうけいしょてんしょうしゅ)
荷重光明(かじゅうこうみょう)
願降大慈 (がんごうだいじ)
増諸福力  (ぞうしょふくりき)
捨我合衆(しゃがごうしゅ)
之過及篤信聴人(しかじゅうとくしんちょうにん)
於一常名究竟安楽(おいちじょうみょうくきょうあんらく)。」


「ゾロアスター教の祈祷文(ゴメズ・マイデン)」




ゴメズ・マイデンを誦して祈る事で
33天使の祝福が得られるとされます。


1遍誦す。

★「シェカステー・シェカステー・シェイタン
  アフリマン・ガジャステ・カル・オ・ケルダル
  ナ・ラサド・ガジャステー・カル・オ・ケルダル
  シオセ・アメシャスパンド・ダダル・オルマズド
  ピロズガル・パク。」

3遍誦す。


★「アシェム・ヴォフ・ヴァヒステム・アスティ
  ウシュタ・アスティ・ウシュタ・アフマイ
  ヒャト・アシャイ・ヴァヒシュタイ・アシェム。」
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