
「地蔵菩薩本願経」の
わずか三文字でも目にする事で功徳が得られるとされ、
また地蔵王菩薩を礼拝賛嘆するのみでも 種々の加持が得られるとされます。
以下 「地蔵菩薩本願経」の「見聞利益品偈」です。
3遍誦す。
「南無(なむ)
大慈地蔵王菩薩(だいじぞうおうぼさつ)。」
1遍誦す。
「地蔵菩薩本願経(じぞうぼさつほんがんきょう)
見聞利益品偈曰(けんもんりやくぼんげわつ)
吾観地蔵威神力(ごかんじぞういじんりき)
恒河沙劫説難尽(ごうがしゃごうせつなんじん)
見聞瞻礼一念間(けんもんせんらいいちねんかん)
利益人天無量事(りやくにんてんむりょうじ)
若男若女若龍神(にゃくなんにゃくにょにゃくりゅうじん)
報尽応当堕悪道(ほうじんおうとうだあくどう)
志心帰依大士身(ししんきえだいししん)
寿命転増除罪障(じゅみょうてんぞうじょざいしょう)
少失父母恩愛者(しょうしつふもおんあいしゃ)
未知魂神在何趣(みちこんじんざいかしゅ)
兄弟姉妹及諸親(けいていしまいぎゅしょしん)
生長以来皆不識(しょうちょうにらいかいふしき)
或塑或画大士身(こくそこくがだいししん)
悲恋瞻礼不暫捨(ひれんせんらいふざんしゃ)
三七日中念其名(さんしちにちちゅうねんごみょう)
菩薩当現無辺礼(ぼさつとうげんむへんらい)
示其眷属所生界(じごけんぞくしょしょうかい)
縦堕悪趣尋出離(じゅうだあくしゅじんしゅつり)
若能不退是初心(にゃくのうふたいぜしょしん)
即獲摩頂受聖記(そくかくまちょうじゅしょうき)
欲修無上菩提者(よくしゅむじょうぼだいしゃ)
乃至出離三界苦(ないししゅつちさんがいく)
是人即発大悲心(ぜにんそくほつだいひしん)
先当瞻礼大士像(せんとうせんらいだいしぞう)
一切諸願速成就(いっさいしょがんそくじょうじゅ)
永無業障能遮止(えいむごうしょうのうしゃし)
有人発心念経典(うにんほっしんねんきょうてん)
欲度群迷超彼岸(よくどぐんめいちょうひがん)
雖立是願不思議(すいりつぜがんふしぎ)
旋読旋忘多廃失(せんどくせんぼうたはいしつ)
斯人有業障惑故(しにんうごうしょうわくこ)
於大乗経不能記(おだいじょうきょうふのうき)
供養地蔵以香花(くようじぞうにこうげ)
衣服飲食諸玩具(えふくおんじきしょがんぐ)
以浄水安大士前(にじょうすいあんだいしぜん)
一日一夜求服之(いちじついちやぐふくし)
発殷重心慎五辛(ほついんじゅうしんしんごしん)
酒肉邪淫及妄語(しゅにくじゃいんぎゅもうご)
三七日内勿殺害(さんしちにちないもつせつがい)
至心思念大士名(ししんしねんだいしみょう)
即於夢中見無辺(そくおむちゅうけんむへん)
覚来便得利根耳(かくらいべんとくりこんに)
応是経教歴耳聞(おうぜきょうきょうれきにもん)
千万生中永不忘(せんまんしょうちゅうえいふぼう)
以是大士不思議(にぜだいしふしぎ)
能使斯人獲此慧(のうしにしんかくしえ)
貧窮衆生及疾病(びんぐうしゅじょうぎゅしっぺい)
家宅凶衰眷属離(かたくきょうすいけんぞくり)
睡夢之中悉不安(すいむしちゅうしつふあん)
求者乖違無称遂(ぐしゃかいいむしょうすい)
志心瞻礼地蔵像(ししんせんらいじぞうぞう)
一切悪事皆消滅(いっさいあくじかいしょうめつ)
至於夢中尽得安(しおむちゅうじんとくあん)
衣食豊饒神鬼護(えじきほうじょうじんきかく)
欲入山林及渡海(よくにゅうさんりんぎゅどかい)
毒悪禽獣及悪人(どくあくきんじゅうぎゅあくにん)
悪神悪鬼並悪風(あくじんあっきへいあくふう)
一切諸難諸苦悩(いっさいしょなんしょくのう)
但当瞻礼及供養(たんとうせんらいぎゅくよう)
地蔵菩薩大士像(じぞうぼさつだいしぞう)
如是山林大海中(にょぜさんりんたいかいちゅう)
応是諸悪皆消滅(おうぜしょあくかいしょうめつ)
観音志心聴吾説(かんのんししんちょうごせつ)
地蔵無尽不思議(じぞうむじんふしぎ)
百千万劫説不周(ひゃくせんまんごうせつふしゅう)
広宣大士如是力(こうせんだいしにょぜりき)
地蔵名字人若聞(じぞうみょうじにんにゃくもん)
乃至見像瞻礼者(ないしけんぞうせんらいしゃ)
香花衣服飲食奉(こうげえふくおんじきぶ)
供養百千受妙楽(くようひゃくせんじゅみょうらく)
若能以此回法界(にゃくのうにしえほうかい)
畢竟成仏超生死(ひっきょうじょうぶつちょうしょうじ)
是故観音汝当知(ぜこかんのんにょとうち)
普告恒沙諸国土(ふごごうしゃしょこくど)。」