(聖ガブリエル・ポセンティ)
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聖ガブリエル・ポセンティ
ガブリエルはイタリア・アッシジの裕福な家庭の息子として生まれ、
幼名は「フランチェスコ」といった。
成長し上流社会に入り名声と富を求めるようになる。
しかし重病を患ったのを契機に信仰に目覚め、修道者を志す。
18歳のとき、御受難会に入会、
「悲しみの聖母のガブリエル」の修道名をいただく。
6年間、修道生活を過ごし、イエス・キリストの十字架の苦難を黙想した。
1862年2月27日、肺結核により帰天(死去)。
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【聖ガブリエル・ポセンティのチャプレット】
■最初に1遍誦す。
「ああ 善き聖ガブリエル、
天主は御身を マリアの御心(みこころ)の写しとして
イエズスの御受難を見るために奮い立たしめたまえり
主の御母(おんはは)を 御かたわらにして
御身は イエズスの十字架の下にたたずみて
聖母が愛の意味を学びたまいしごとくに
主を見つめたまえり
ああ 聖ガブリエルよ
我は御身のごとく
天主と 天主の一切のしもべへの愛のうちに成長するを望みたり
我らのこころみのうちに 我らをおぼえ
ことに 若者たちを御心に留めたまえ
御身の祈りによって 我らの日々と 一生を終える時に
我らを支えたまえ
我らが天の御国(みくに)において
イエズスとマリアに 喜ばしく伴うを得られんことを。
我らは 幸いなる死の聖寵(せいちょう)を願いまつらん
アーメン。」
■「主祷文」を3遍誦す。
「天にまします 我らの父よ、
願わくは御名(みな)の尊(とうと)まれんことを、
御国(みくに)の来たらんことを、
御旨(みむね)の天に行わるる如く
地にも行われんことを。
われらの日用(にちよう)の糧(かて)を
今日(こんにち) 我らに与えたまえ。
我らが人に赦す如く、
我らの罪を赦し給え。
我らを試みに引き給わざれ、
我らを悪より救い給え。」
■「天使祝詞」を3遍誦す。
「めでたし 聖寵(せいちょう)充(み)ち満(み)てるマリア
主 御身と共にまします。
御身は女のうちにて祝せられ、
御胎内(ごたいない)の御子(おんこ)イエズスも 祝せられたもう。
天主の御母(おんはは) 聖マリア
罪人(つみびと)なる我らのために
今も 臨終の時も祈り給え アーメン。」
■「栄唱」を3遍誦す。
「願わくは 父と子と聖霊に栄えあらんことを、
はじめにありしごとく 今もいつも世々(よよ)に至るまで アーメン。」
■最後に1遍誦す。
「ああ 天主よ わが助けに来たりたまえ
ああ主よ わが助けに急ぎたまえ
全能の天主 あわれみの御父にして
一切の善き賜物を授けたもう者よ
我は御前(みまえ)に 御身の諸聖人に誉れを捧げ、
求めよ、しからば与えられん
尋ねよ、しからば見出さん
叩けよ、しからば開かれんと約束したまいしゆえに
わが数多(あまた)の悩みにおける助けを求むるために来たれり
門を叩く者は開かるるなれば
御身の公教会(こうきょうかい)の祈りを聞き
わが願いを聞き入れ わが罪を赦したまわんことを
アーメン。」