goo blog サービス終了のお知らせ 

宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

それを忘れた時に

2007年05月28日 | Weblog
著者不明ですが、インドか何処かで「人間を不幸に
する言葉」として次の文章が遺されているそうです。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「私と私のもの」が全不幸をおびき出す。
所有の感覚と共に利己心が生じ、利己心が不幸を
もたらす。
あらゆる利己の好意や利己の思想が我々をあるものに
執着せしめ、直ちに我々は奴隷にせられる。

「私と私のもの」を念ずる意識の波の一つ一つが、
直ちに我々の周りに鎖を巻いて、我々を奴隷化する。

「私が」や「私のもの」を余計に言えば言うほど、
それほど奴隷化が進み、それだけ不幸が増してくる。

それゆえヨーガは、世界における全ての絵画の美しさを
享楽するのはよいが、しかしそれらのいずれにも
自分自身を同一視しないようにと忠告している。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ニューヨーク州にあるブロンクス動物園の「鏡の
間」には、檻の外から見ている自分の上半身が
映る鏡があり、そこには「地球上で最も危険な
動物」と書かれているそうです。

これは一種のブラックジョークに違いありませんが、
映画「もののけ姫」の中でも、「恐いのは
もののけより、人間の方だからね。」という
台詞があり、人間は大きく間違えば、確かに
自分と自分の利得しか顧みない「地球上で最も危険で
獰猛な上に不幸な動物」にさえなってしまうのかも
しれません。


*******
「それでも生きる子供達へ」の予告編をこちら
御覧になられると20円の募金になり、集まった
お金はWFP 国連世界食料計画を通してルワンダの
子供達の給食として寄付されます。(6月末日まで)
視聴には無料会員登録が必要です。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 「あなたにとって幸せとは……」 | トップ | アズテックの時代から »

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マーフィー)
2007-05-28 18:40:54
鏡の間のブラックジョークはさておいて、「私と私のもの」の例えは真実極まりないですね…。



不幸の言葉を逆にとらえると、「私と私のもの」的な執着から離れること→幸福への道ということですね。

まさに「我執を捨てる」=心の平安でしょうか。
返信する
マーフィーさま ありがとうございます (風花)
2007-05-29 09:12:54
マーフィーさま

コメント下さいましてありがとうございます。

この話しには続きがありまして、有志が集まって数週間の間、「私」という言葉だけを絶対に使用しないという実験がかつて行われたそうです。
その実験結果の詳細については明らかにされず、ただ「驚くべき事があった」とのみ伝えられていました。
「私」という意識に対しまして、人はもっと注意を向けるべきかもしれませんね。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。