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宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「3つは多いか、少ないか?」

2008年09月11日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

画像の方は本文と直接関係ありませんが、昔の少女雑誌
「マイバースデイ」誌上において掲載された、「妖精おまじない」です。

魔法のランプから魔神が登場して「3つの願い事を叶える」と言う
のは非常に有名な御話しで、もし自分がそのように言われた場合、
よく「願い事の数を増やしてもらう」と答えるという人がいますが、
そもそもこの「3つ」という数は多いのか少ないのか、また何故
「3つ」なのか、という考察が90年代の某雑誌において展開された
事があります。

以下、その中の一部です。

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【第一の願いを知っている人が幸せになれる】

〔金・銀・そして自分の斧 『3つの斧』の物語〕

『3つの願い』から少し話がそれますが、『3つの斧』という童話から、
更にこの秘密を分析してみましょう。

ある日若い木こりが山に木を伐りに行きました。
ところが間違って一本の斧を湖に落としてしまいました。

木こりが途方にくれていると、湖の女神が金の斧を手にして現れ、
「これが貴方の落とした斧か」と尋ねます。

彼は金の斧では仕事にならないので、「違います」と答えます。
今度は女神は銀の斧を手にして現れ、彼は再び「違います」と
言います。

最後にやっと彼が落とした斧を手にして現れ、彼はそれが自分の
斧だと正直に告げます。
女神は彼の正直さに感嘆して、金と銀の斧も与えました。

この話を聞いた嘘つきの木こりが、自分も金と銀の斧をせしめ
ようと、わざと湖に斧を落とし、金の斧を手にした女神が嘘つきの
木こりに、「これは貴方の斧か」と尋ねます。
嘘つきのきこりは「そうです」と答えるのですが、女神はその木こりに
斧を帰す代わりに罰を与えました。


【たった一つの願いが人を幸福にする】

若い木こりは正直であるという以前に、まず自分の必要なものを
しっかり知っていたという事が言えるでしょう。
彼は常に自分の仕事の為に何が必要かという視点から、女神に
答えていきました。
嘘つきの木こりにはこうした要素は全くなく、ただ単純に欲望に
流されていきました。

幸福というものは、どうも自分のすべき事がはっきりとわかっている
人のもとに訪れるようです。
自分の夢が何で、自分がどんな人間で、しかも時間に限りがあり、
能力にも限界がある。
そういう事を知った上でなお、自分の夢を基点に生きていこうと意志
する人。
そのような人にこそ、魔人や女神、妖精は助けてくれるようです。

魔人の『3つの願い事』とは、実はあなたの願い事を一つに絞り込む
ための試練なのかもしれません。
だからこそ、「3」の数字に惑わされず、真に切実で建設的な「第一の
願い」を一つだけ発見する事が何よりも大切なのです。

欲望に流れて手に余るものを望んだり、あるいは目的を見失い、
手段に走ってみたり、下手な策略を弄してみても、魔法のしっぺ返しを
くらうだけ。
正しい明確な夢と「第一の願い」をたった一つだけ持っていれば、あなたの
魔法のランプは知らずのうちに、あなたの心の中で輝き出すのです。

では余分(?)にあるあとの二つの願いは魔人の意地悪なのでしょうか。
いいえ、願い事はやはり3つの必要です。

でも、あとの二つを手に入れらるのは、自分の「第一の願い」を知って
いる人だけなのです。

(後略)

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大切な考えが含まれているように、個人的に感じます。


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