★「慈悲深き主よ、
爾（なんぢ）はかつて
モイセのしもべなるナビンの子イイススを通じて、
イスラエルの民が敵に復讐する間、
太陽と月の動きを一日の間止めたまいて、
預言者エリシャの祈りによりて、
かつてはシリヤ人（びと）を打ちて彼らを遅らせ、
再び癒したまえり。
爾（なんぢ）はかつて預言者イザヤに かくのたまいき。
「見よ、我はアハズの階梯に沿いて進みたる太陽の影を十歩引き戻し
太陽を降（くだ）りし階梯に沿いて十歩引き戻さん。」と。
爾（なんぢ）はかつて、預言者エゼキエルの口を通じて、
深淵を閉じ、川を止め、水をせき止め、
爾（なんぢ）はかつて、断食と預言者ダニエルの祈りを通じて、
穴の中の獅子の口を閉じたまいき。
そして今 わが異動、解雇、追いやり、追放について
わが周囲で計画されているすべてのものが適切な時期に至るまで、
しのびたまいて速度を落としたまえ。
ゆえに今 我を非難するすべての者の邪悪な欲望と要求を滅ぼし、
我を中傷し、怒って怒鳴り散らすすべての者、
また我を冒涜し、辱むるすべての者の唇と心を閉ざしたまえ。
ゆえに今、我とわが敵に立ち向かうすべての者の眼（まなこ）に
霊的な盲目をもたらしたまえ。
爾（なんぢ）は使徒パウロにかくのたまいき。
「語りて、黙する事なかれ 我は爾（なんぢ）と共にあり
誰も爾（なんぢ）を害する事あらじ。」と。
ハリストス教会の善と尊厳に反対するすべての者の心を和らげたまえ。
ゆえに わが唇が、悪者を戒め、義人を讃え、
爾（なんぢ）のすべての素晴らしき業（わざ）を称えることに黙さざらしめたまいて
我らのすべての良き取り組みと願いを遂げさせたまえ。
爾（なんぢ）ら、正義の聖神にとりなしたまう者、
我らの勇敢なる仲介者ら、
かつて爾（なんぢ）らの祈りの力によりて
異邦人の侵入や憎まるる者の接近を阻み、
人々の邪悪な計画を破壊し、
獅子の口を閉ざしたまいし爾（なんぢ）らに
我は今 わが祈りとわが願いを捧げまつらん。
そして エジプトの尊敬すべき偉大なヘリウスよ、
爾（なんぢ）はかつて
爾（なんぢ）の弟子が住まえる場所を十字架の印で囲み、
主の御名で武装し、以後は悪魔の誘惑を恐れざるように弟子に命じたまいき。
爾（なんぢ）祈りの輪の中で 我が住まえる家を守り
火災や泥棒の襲撃、そしてあらゆる悪と恐怖から救いたまえ。
そして 尊者シリヤの聖師父ポプリは、
かつて十日間の絶えざる祈りによりて、
悪魔を昼も夜も動じず動けざるようになしたまいき。
今 わが室とわがの家の周りにありしあらゆる反対的勢力と、
聖神の御名を冒涜し 我を軽蔑する者すべてを柵の内側に閉じ込めたまえ。
そして、かつて祈りの力によりて
爾（なんぢ）が住まえる村の住民を滅ぼさんとせし者どもの動きを止めたまいし
聖なる童貞女ピアマよ、
今度は我をこの町から追い出し、滅ぼさんとする
わが敵どもの計いをすべて止めたまえ。
彼らがこの家に近づくことを許したまわず、
爾（なんぢ）の祈りの力によりて彼らを止めたまえ。
「主、宇宙の審判者よ、いかなる不義も喜ばれたまわざる爾（なんぢ）よ、
この祈りが爾（なんぢ）に至れるならば、
聖なる力が彼らに追いつきし処（ところ）で彼らを止めたまえ。
そして、カルーガの祝せられしラウレンティイよ、
悪魔の謀（はかりごと）に苦しめる者らのために
主の御前（みまえ）にて勇敢に執り成したまう者として
わがために聖神に祈り
聖神が我をサタンの謀（はかりごと）から守りたまうよう
わがために聖神に祈りたまえ。
そして 洞窟の聖バジルよ
我を攻撃する者どもに禁令の祈りを捧げ、
悪魔の謀（はかりごと）をすべて 我から追い払いたまえ。
そして ロシアの地のすべての聖人よ、
我を悩ませ、我とわが財産を破壊するすべての悪魔の呪文、
すべての悪魔の計画と謀（はかりごと）を
わがための祈りの力で払拭したまえ。
そして、偉大にして恐るべき守護者、大天使ミカエルが、
燃える剣（つるぎ）で、人類の敵の欲望と
我を滅ぼさんとするその配下ら全てを打ち倒し、
この家と ここに住まえるすべての者らと そのすべての財産を固く守りたまわんことを。
そして 爾（なんぢ）御母（みはは）、
「破る事あたわざる壁」と呼ばるる爾（なんぢ）が
我と敵対し 我に危害を加えんと企むすべての者どもにとりて、
まことに一種の障壁、破る事のあたわざる壁となり、
あらゆる悪と困難なる状況から 我を守りたまわんことを。
主の祝福をあらしめたまえ。」
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