「保身経」

「保生要年保生経（ほせいようねんほせいきょう）
出門逢着観世音（しゅつもんほうちゃくかんぜおん）
仙童仙女来引路（せんどうせんにょらいいんろ）
八大金剛父母生（はちだいこんごうふぼせい）
上有玉皇張大帝（じょううぎょくこうちょうたいてい）
下有波羅掲諦僧（かゆうはらけいていそう）
南有北河早有用（なんうほくがそううよう）
北有北護大帝僧（ほくうほくごたいていそう）
東有羅張三太子（とううらちょうさんたいし）
西有羅張仏世尊（さいうらちょうぶっせそん）
保生念一巻（ほせいねんいっかん）
百年長寿万年青（ひゃくねんちょうじゅまんねんせい）
南無阿弥陀仏（なむあみだぶつ）。」





この聖号を聞くならば
他の者達に喜愛や正法を受持させる者となり、
女性の場合　女身に転生するのが最後となるとされる。


「頂礼（ちょうらい）供養（くよう）帰依（きえ）
北方極喜世界（ほっぽうごくきせかい）
出有壊（しゅつうかい）
応供（おうぐ）
正等覚（しょうとうがく）
妙吉如来（みょうきつにょらい）。」




この聖号を聞くならば
仏陀の法の妙色を有すとされる。


「頂礼（ちょうらい）供養（くよう）帰依（きえ）
南方具光明色世界（なんぽうぐこうみょうしきせかい）
出有壊（しゅつうかい）
応供（おうぐ）
正等覚（しょうとうがく）
尊勝明王如来（そんしょうみょうおんにょらい）。」




この聖号を聞くならば
滅生加持を獲得し、
諸仏を目の当たりとして
一切諸仏の法を受持するとされる。


「頂礼（ちょうらい）供養（くよう）帰依（きえ）
北方沈香世界（ほっぽうじんこうせかい）
出有壊（しゅつうかい）
応供（おうぐ）
正等覚（しょうとうがく）
月光如来（げっこうにょらい）。」