
(ラン字)
自己の頭頂に 白色に輝く「ラン字」を観じつつ
何遍も「オン・ラ(Lの発音)ン。」と誦しながら
全身が白光によって浄化され
また頭頂と眉間に強い感覚が生じるのを感じます。
以下 ネットに投稿されていた体験談のコピペです。
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妹がいるんだが、こいつが去年の春から、
お互いの両親公認で、彼氏が借りていた部屋で彼氏と結婚を前提に同棲し始めた。
そうなると兄貴なんか縁遠くなっちゃうもんで、
こないだのGWに実家で久しぶりに妹に会ったら、
元々そんなにふくよかな方じゃ無いのに、顔つきがげっそりやつれて、顔色も悪く、
以前の快活な妹では無くなっていた。
あんまりな変わりように、暮らしぶりや病気でもしてるのかと心配したら、
眠ると怖い夢を何度も何度も見て、目を覚ましてはまた眠りに引きずり込まれを繰り返し、
結果あまり眠れていなくて、最近は心療内科で軽い睡眠薬を出して貰ってると言う。
心療内科にかかってるなんて、親に心配かけるから家族には誰にも話せなかったとも。
マリッジブルーかな、なんて力無く笑う妹が可哀想で、
昔、俺も頼んだ事のある悪夢封じのお守り札を、妹にも作ってくれないか?と、
学生時代からの友人の現役陰陽師の友達に頼んでみた。
そしたら作ってくれなかった。
俺の悪夢は半分気のものであったからあんな気休めで良かったけど、
妹の悪夢は性質が違うから同じ事してもダメだと。
友「でも逆に何にも要らないよ。
自分のスマホや電話を寝室に置かないで寝るか、電源切って寝るか、電話番号やメアド変えて教えなきゃいい。
後は線香があれば充分かな」
要約すると、妹の彼の母親の、口には出せない息子を奪われる事への恨みつらみ心配なんかが、
彼母スマホから妹スマホを通じて来ちゃってるからだって。
電化製品や電波は、そういうものが干渉しやすいって言ってた。
「眠る時側に置かないか、電源切る事や番号変えたりする事でその思念を迷子にすればいい。
眠る前に線香で部屋清めればもっといいね。
それでダメならまた相談して」
って、以上の会話、全部電話で済んだ。
妹、自宅に帰り、彼氏には何も言わず素直にスマホをリビングに置いて寝る様にしたら、
悪夢ループ無くなったって。
(彼氏に説明しにくいので、線香まではやってないらしい)
『これで大丈夫』って思い込みの力なのかも知れないけど、ちょこっとは本当かも知れない。
だとすると怖いもんなんだなぁ、スマホや携帯って。
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僕が小学生のときに実際にあった話なんですけど、十二歳くらいの頃だったと思います。
朝学校に行くと、渡り廊下の隅で男子が数人集まって何か小声でしゃべってるんです。
遠くから見てもなんだか重い雰囲気が伝わってくるので、
何話してんのかなあってちょっと興味あったんですけど、
朝だから眠くて、その時はその集団に加わらなかったんです。
その日の授業が終わって、さあ帰ろうと思っていたら、
朝の男子数人が僕のところに来て、「おもしろい遊びがあるんだけど、ちょっとやってみないか」って言うんです。
僕は朝のことを思い出して興味がわいたので、その遊びに付き合ってみることにしました。
その遊びというのは、彼らが言うには「魔界へ行く遊び」らしいのです。
魔界という言葉にやばいと感じたビビリの僕は、「やっぱいいや、やめとく」と断ろうとしたんですが、
どうやら遊びというのは名ばかりで、これは一種の呪いのようなもので、
一度この話を誰かに聴かされた人は、最後までこの遊びをやり遂げないと大変なことになるらしいのです。
さすがの僕も『ふざけんなよ、なに俺に押し付けてんだよ!』と心の中で怒鳴ったのですが、
どうやら呪いを解くには、やり遂げたあと別の誰かに同じことをやらせなければならないらしく、
彼らもしかたなくやっているのだと言うのです。
友達思いの僕はそれならば仕方がないと、その遊びに参加してやることにしました。
A君が僕に話してくれたことは大体以下の通りです。
これから君は魔界に行くことになる。魔界では絶対に今から言う通りに行動しなくてはならない。
まず、君が目を覚ますと目の前にドアが見える。
ほかのところは見ようとせず、まっすぐドアに向かい、ドアのとってを右手で握って開ける。
閉めるときは左手に持ち替えて閉める。
それから、目の前に薄暗い砂漠が広がっている。
君はそこをまっすぐ前に歩いていく。絶対に後ろを振り向いてはならない。
しばらく歩くと足元にスコップが落ちているから、それを持ってさらに前へ歩いていく。絶対に走ってはならない。
少しすると、足元の砂が異様に盛り上がっている場所につく。
そこで君はスコップを使って穴を掘る。掘った砂は決して自分の後ろに飛ばないように注意なければならない。
30センチくらい掘ると、おそらく女の人のきれいな左手が出てくるから、
それを絶対に地面に落とさないように大事に持って、さらに前へ歩いていくと、いつの間にか元の世界に戻っている。
大体こんな感じの内容でした。
その話が終わったあとで、A君はなにやら怪しげな呪文を唱えて両手を重ねて、
僕にゆっくり深呼吸を三回するように言いました。
僕が言われたとおりに深呼吸し終わった瞬間、
A君は重ねた両手のひらで僕の胸、心臓の辺りをドンと思い切り強く押しました。
一瞬心臓が止まるくらいびっくりして、本当に意識が飛びそうになりました。
でも、目を開けたら魔界に立っていたなんてことはなく、あれ?と戸惑っていたら、
A君たちは笑いながら「この遊びはただの冗談だ」と僕に言いました。
人を驚かすにしては手の込みすぎた悪い冗談だと、そのときの僕は思いました。
それから一ヶ月くらいあとだったと思います。
朝のホームルームで先生が深刻な顔をして、
「最近子供たちの間で危険な遊びが流行っていて、
数日前にその遊びで男の子が一人、心臓発作で亡くなった」
と言うのです。
「皆さんは絶対に真似しないように」と先生は注意しましたが、
その遊びは前に僕が体験したものとほとんど同じものでした。
もしかしたら自分も命を落としていたかも知れないと思うとぞっとしました。
その日の帰り道、A君が暗い顔をして僕に話しかけてきました。
何でも、A君はあの遊びは冗談だと言ったが、実は彼の兄が怪しい本を拾ったのは本当だと言うのです。
その本は気味が悪いので兄がどこかに捨ててきてしまったと言っていましたが、その本には最後の方に、
『魔界での約束事を完璧に記憶できた人だけが魔界に行くことができる』と書いてあったそうです。
そしてA君は、
「もしかしたら亡くなった子は頭がよくて、約束事を完璧に記憶していたから、本当に呪文が効いたのかもしれない」
と言い出しました。
僕は「完璧に記憶していたのなら、ちゃんとこっちに戻ってくるはずだ」と言いましたが、
A君は「覚えたことを忘れるくらい怖い目にあったんだろ」と言いました。