祭壇の前で「詩篇142」「詩篇102」「詩篇26」「詩篇143」「詩篇54」を読誦して
神の光を祈り求める事で
それが得られるとされます。
(詩篇142)
「私は声を出して主に呼ばわり、声を出して主に願い求めます。
私は み前に わが嘆きを注ぎ出し、み前にわが悩みをあらわします。
わが霊の わがうちに消えうせようとする時も、
あなたはわが道を知られます。
彼らは私を捕えようと 私の行く道にわなを隠しました。
私は右の方に目を注いで見回したが、
私に心をとめる者はひとりもありません。
私には避け所がなく、私をかえりみる人はありません。
主よ、私はあなたに呼ばわります。私は言います、
「あなたはわが避け所、生ける者の地でわたしの受くべき分です。
どうか、わが叫びにみこころをとめて下さい。
私は、はなはだしく低くされています。
私を責める者から助け出してください。彼らは私にまさって強いのです。
私をひとやから出し、み名に感謝させてください。
あなたが豊かに私をあしらわれるので、正しい人々は私のまわりに集まるでしょう。」
(詩篇102)
「主よ、私の祈りをお聞きください。
私の叫びをみ前に至らせてください。
私の悩みの日にみ顔を隠すことなく、あなたの耳を私に傾け、
わが呼ばわる日に、すみやかにお答えください。
私の日は煙のように消え、私の骨は炉のように燃えるからです。
私の心は草のように撃たれて、しおれました。私はパンを食べることを忘れました。
わが嘆きの声によって 私の骨は 私の肉に着きます。
私は荒野のはげたかのごとく、荒れた跡のふくろうのようです。
私は眠らずに屋根にひとりいるすずめのようです。
私の敵はひねもす、わたしをそしり、わたしをあざける者はわが名によってのろいます。
私は灰をパンのように食べ、私の飲み物に涙を交えました。
これはあなたの憤りと怒りのゆえです。あなたは私をもたげて投げすてられました。
私のよわいは夕暮れの日影のようです。私は草のようにしおれました。
しかし主よ、あなたはとこしえにみくらに座し、そのみ名はよろず代に及びます。
あなたは立ってシオンをあわれまれるでしょう。
これはシオンを恵まれる時であり、定まった時が来たからです。
あなたのしもべは シオンの石をも喜び、そのちりをさえあわれむのです。
もろもろの国民は主のみ名を恐れ、地のもろもろの王はあなたの栄光を恐れるでしょう。
主はシオンを築き、その栄光をもって現れ、
乏(とぼ)しい者の祈をかえりみ、彼らの願いをかろしめられないからです。
きたるべき代のために、この事を書きしるしましょう。
そうすれば新しく造られる民は、主をほめたたえるでしょう。
主はその聖なる高き所から見おろし、天から地を見られた。
これは捕われ人の嘆きを聞き、死に定められた者を解き放ち、
人々がシオンで主のみ名をあらわし、エルサレムでその誉れをあらわすためです。
その時もろもろの民、もろもろの国はともに集まって、主に仕えるでしょう。
主は私の力を中途でくじき、わたしのよわいを短くされました。
私は言いました、
「わが神よ、どうか、私のよわいの半ばで 私を取り去らないでください。
あなたのよわいは よろず代に及びます」と。
あなたはいにしえ、地の基をすえられました。天もまたあなたのみ手のわざです。
これらは滅びるでしょう。しかしあなたは長らえられます。
これらはみな衣のように古びるでしょう。
あなたがこれらを上着のように替えられると、これらは過ぎ去ります。
しかしあなたは変わることなく、あなたのよわいは終ることがありません。
あなたのしもべの子らは安らかに住み、その子孫はあなたの前に堅く立てられるでしょう。」
(詩篇26)
「主よ、私をさばいて下さい。
私は誠実に歩み、迷うことなく主に信頼しています。
主よ、私をためし、私を試み、
私の心と思いとを練りきよめて下さい。
あなたのいつくしみは 私の目の前にあり、
私は あなたのまことによって歩みました。
私は偽(いつわ)る人々と共にすわらず、偽善者と交わらず、
悪を行う者のつどいを憎み、悪しき者と共に座ることをしません。
主よ、私は手を洗って、罪のないことを示し、あなたの祭壇をめぐって、
7感謝の歌を声高くうたい、
あなたの くすしきみわざを ことごとくのべ伝えます。
主よ、私はあなたの住まわれる家と、あなたの栄光のとどまる所とを愛します。
どうか、私を罪びとと共に、
私のいのちを、血を流す人々と共に、取り去らないで下さい。
彼らの手には悪い企てがあり、彼らの右の手は、まいないで満ちています。
しかし私は誠実に歩みます。
私をあがない、私をあわれんで下さい。
私の足は平らかな所に立っています。
私は会衆のなかで主をたたえましょう。」
(詩篇143)
「主よ、わが祈りを聞き、わが願いに耳を傾けてください。
あなたの真実と、あなたの正義とをもって、私にお答えください。
あなたのしもべの裁きにたずさわらないでください。
生ける者はひとりもみ前に義とされないからです。
敵は私をせめ、わがいのちを地に踏みにじり、
死んで久しく時を経た者のように 私を暗い所に住まわせました。
それゆえ、わが霊はわがうちに消えうせようとし、
わが心はわがうちに荒れさびれています。
私はいにしえの日を思い出し、あなたが行われたすべての事を考え、あなたのみ手のわざを思います。
私はあなたにむかって手を伸べ、わが魂は、かわききった地のようにあなたを慕います。
主よ、すみやかに私にお答えください。わが霊は衰えます。
私にみ顔を隠さないでください。さもないと、
私は穴にくだる者のようになるでしょう。
あしたに、あなたのいつくしみを聞かせてください。
私はあなたに信頼します。わが歩むべき道を教えてください。わが魂はあなたを仰ぎ望みます。
主よ、私をわが敵から助け出してください。私は避け所を得るためにあなたのもとにのがれました。
あなたの みむねを行うことを教えてください。
あなたはわが神です。恵み深い、みたまをもって 私を平らかな道に導いてください。
主よ、み名のために、私を生かし、あなたの義によって、私を悩みから救い出してください。
また、あなたのいつくしみによって、わが敵を断ち、
わがあだをことごとく滅ぼしてください。
私はあなたのしもべです。」
(詩篇54)
「神よ、み名によってわたしを救い、み力によって私を裁いてください。
神よ、私の祈りを聴き、わが口の言葉に耳を傾けてください。
高ぶる者が 私に逆らって起り、あらぶる者が 私のいのちを求めています。
彼らは神をおのが前に置くことをしません。
見よ、神はわが助けぬし、主は わがいのちを守られるかたです。
神は 私のあだに災いをもって報いられるでしょう。
あなたのまことをもって彼らを滅ぼしてください。
私は喜んであなたにいけにえを捧げます。
主よ、私はみ名に感謝します。これはよい事だからです。
あなたは すべての悩みから 私を救い、
私の目に敵の敗北を見させられたからです。」