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宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「火心凝視法(錬金かまどの魔法)」

2008年03月12日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

ルネ・ヴァンダール氏の本からです。

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人間は生まれた時は誰でも純粋な心を持っていますが、世の中の
荒波にもまれていると、だんだん心がサビついてきます。
ですから時には心のサビ落としも必要ですね。
そこでここでは錬金術の秘法のうち、「火心凝視法」というのを
紹介します。

これは錬金術師が錬金かまどの中で金属がどんな具合に
変化してるかを調べるために、注意深くかまど火をのぞいた
所から発案された精神集中法です。

この「火心凝視法」は、心の中の不安や不信、怠け心などを
一掃するのにとても役立ちます。

①雑誌ぐらいのサイズの白い紙を一枚用意し、その中心に
直径5センチほどの赤丸を描いて下さい。
色はなるべく真紅が良く、出来れば絵の具かポスターカラーを
使用して下さい。

②これをあなたの部屋の壁に貼ります。
貼る位置は、あなたが正座して、まっすぐ視線をのばした所に
赤丸がくるようにします。
紙と目の距離は、1~2mです。
準備が出来たら、心を鎮めてゆっくりと呼吸しながら円の
中心をじっと見つめます。

昔の錬金術師達はかまどの火を一心に凝視し、かまどの火と
対話する事で、自らを高めていったのです。
あなたもこの方法で心のサビを落として下さい。

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氏は色々な所でこの方法を紹介されており、本によって若干補足が
異なっていますが、幾つかの情報を総合すると、この方法は最初は
3分くらいから始め、最長でも10分以内に止める事、一日2回
までにする事、赤丸の色が変化して見えても動揺しない事という
注意点があるようです。

またこの赤丸と云うのは、かまどの覗き穴から中で燃えている火を
見た所の象徴という事です。

この方法が伝統的なものか、ルネ氏の考案によるものかはわかり
ませんが、「心のサビを落とす」という発想に、個人的に非常に
共感を覚えました。
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