めぐ里愛じかんへようこそ。
NPO法人あぶくまの里山を守る会の皆さん
それでは今日はこのへんで。
今日は環境の話題です。
先日、友人の案内で
丸森町を訪れました。
竹林の保全活動をされている
NPO法人あぶくまの里山を守る会さんに
おじゃましてお話しを伺いました。
よく“破竹の勢い”と言われるように、
竹は放おっておくと、どんどん成長し
殖えていきます。
昔の日本では、竹を利用して
生活に欠かせない道具を拵え
竹は身近な生活用品でした。
屋内の道具だけでなく
農耕具としても利用されてきましたし、
日本の建築様式の一部や庭園にも、
デザイン性を持たせた建材の一つ
として使われ、それらが
日本ならではの美しい景観を
造ってきました。
そのように竹は、日本文化において
欠かすことのできない存在だと
云えるでしょう。
現代では、プラスチックをはじめ
様々な素材の生活用品に囲まれて
暮らしており、建材も農耕具も
竹製のものは
昔の日本の暮らしに比べて
ごく僅かになっています。
利用機会が減少した竹林は
伸び放題で、手を入れなければ
山が荒れていきます。
環境省の里山の定義では、
「原生的な自然と都市との中間に位置し、
集落とそれを取り巻く二次林、それらと
混在する農地、ため池、草原などで
構成される地域」となっています。
なんだかちょっと
難しく書かれていますが
農林業や生活に伴い、適度に人間の手が
入ることで 、その地特有の生物の生息や
食料や木材など自然資源の供給、
良好な景観、文化の伝承の観点からも
重要な地域である、ということなのです。
つまり、
人が自然に働きかけて生まれた空間であり
「日本人の心の原風景」と云うわけです。
丸森町を流れる阿武隈川沿で
この原風景を守る活動が
続けられています。
NPO法人 あぶくまの里山を守る会では
伐採したあとの竹を
炭やコンポストにして
畑の土壌再生に活用する
取り組みもされているということで、
お話しを伺い大変興味深かったです。
地域の資源を地域で活用する
持続可能な取り組みに
チャレンジされています。
NPO法人あぶくまの里山を守る会の皆さん
たくさんお話しを聞かせていただき、
ありがとうございました
それでは今日はこのへんで。