endy's teapot

今朝のSKshow!

今朝の産経抄(8/23)「夏の終わりに」

2004年08月26日 | skshow
原文はこちら

論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニックといえば
インプレッション:産経らしさ △ 構造の魅力 △ 読みごたえ ○

●分析前の一言
産経らしからぬコラム.普通のコラムとすると読みやすく面白い.
「といえば」のつなぎが,暑さから花から北海道から野球と多段になっているので,面白いので参考になる.


●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の提供
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]夏の「暑さ」への感想を述べている.
→第2パラグラフ
 [概要]
 [論理構造]といえば
 [中心人物]
 [分析]「暑い」といえば,「植物の成長が早いこと」
→第3パラグラフ
 [概要]
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]「成長が早かった」といえば,「ニセアカシア」
→第4パラグラフ
 [概要]
 [論理構造]といえば,擬態
 [中心人物]
 [分析]「ニセアカシア」といえば「札幌」といえば「北海道」といえば「甲子園優勝」
植物にひっかけて「狂い咲き」ということばでまとめている.
→第5パラグラフ
 [概要]別の事例
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]ここへ来て,ちょっと「字余り」のようで,5,6パラグラフは話題のつながりも乏しく.構造的にはつらいものになっている.
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の感想
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]「やるべきことはやった」というつながりにしたいようだが,ちょっとつながりのうすい結び

●今日のあとがき
夏が暑ければ暑いほど日差しが強ければ強いほど,命の終わりやもの悲しさを感じる人がいるらしい.私もその一人.ひまわりをもの悲しい花だというと家人は「映画の見すぎ」と揶揄するが,影の部分にいろんなことを思ってしまう.