endy's teapot

今朝のSKshow!

今朝の産経抄(1/24)「中国の民主化」

2005年01月24日 | skshow
原文はこちら
論理構造タイプ: 落語枕型?
出現テクニック:専門家
インプレッション:産経らしさ △ 構造の魅力 △ 読みごたえ △

●ひとこと
あまりにも構造に凝ってもらえないので,やり過ごすとヒット数が激減する.反響なんてどうでもいいとまではいいきれないな.せっかく書くんだし.
一応,趙紫陽氏を追悼する枕で,現代中国の問題においての独裁を批判している.
"こういう操作は日本人にも効いていて"なんてくだりが
"こういう操作は進歩的と自称する似非日本人マスコミにも効いていて"
なんてなれば刺激的なんだけど.

最後のパラグラフは,リズムとしては言葉の配置がすぐれているが,行間を読むには
この書き手を我々がまだ理解出来ていない.なので,なんの比喩なのかがちょっとわからないのが
残念.

"見えないところで矛盾"
"公式的だが本質的な忠告"
"小さな空しかのぞめない"
重要な比喩が託されているようなのだが,私には理解できなかった.
単に産経新聞の読み込みが足りなくて,
どこかにこの筆者がこれらを書いたことがあるというのであれば,ポイントいただければありがたい.

1:追悼:趙紫陽氏を追悼しているが,これは枕なのがすぐわかる.枕といっても全然違う話しにいくわけでもないが.
2:ロングパラグラフ:追悼の後半.ちゃんと追悼しているのは好感.
3:ロングパラグラフ:報道に対する経験の紹介
4:考察:要人の死といえば,デモ発生.しかし,今回はないことへの考察
5:考察:日本への波及.ここが産経らしくない残念
6:考察:
"独裁と市場経済は相いれず、見えないところで矛盾は膨らんでいる。"
"公式的だが本質的な忠告を、またも繰り返さねばならない。"
"この国には、小さな空しかのぞめない人がまだ多くいるのだから。"
比喩を読み取ることができない.いいたいことは想像つくが,導出出来ない.読者が暗黙で理解するほどのブランドはまだないのでは.