本日、娘が暮らしていた乳児院でホームカミングデイというイベントがあり参加しました。
約2年振りの訪問になります。
乳児院の子どもたちや職員さんに見送られ、私たちの車に乗り旅立った日以来です。
数日前から娘にイベントのことを話していたところ、「お家に帰ってくる?」とママに不安なことを聞いていました。
また乳児院に戻るのではないかという不安があった事を知り、娘の気持ちに寄り添えてなかったことを反省しました。
前日夜も「明日行かない」と不安を口にしていましたが、当日朝は予定時間に起きて向かうことができました。
乳児院到着後、車から降りるのを拒否・・・
「恥ずかしい」と顔を背けます。
懐かしい職員さんに声をかけられると、余計に恥ずかしくなりました。
乳児の頃から主担当として育ててくれた職員さんが登場すると嬉しいけれど恥ずかしい様子。
職員さんからの声掛けで少しずつ緊張が解け、目を合わすようになりました。
職員さんから「歯磨き、好きやったよね〜」と話しかけられると。
「新しいお家で歯磨き頑張ってるよ」と答えた娘。
私は胸がジーンとしました。
私達のお家のことを「新しいお家」と呼んだのは初めて聞きました。
乳児院は「前のお家」という認識なのでしょう。
乳児院を出る時に職員さんから「パパとママがいる新しいお家で楽しく暮らしてね」みたいに声をかけられていたのかと思います。
その時の言葉を覚えていたかのような感じもしました。
車から降りた後、私の抱っこや肩車で参加しました。
「早く帰りたい」「お腹すいた」など言うていましたが、段々と慣れてきて最後まで参加しました。
懐かしの乳児院の部屋を見たり、実習中の探しを振り返ったり。
出会った頃の話に花を咲かせました。
主担当だった職員さんとの別れ際、「また遊びに来るよ」みたいに話していました。
そして、職員さんと別れた後、「さみしい」とポツリ。
大切な人なんだなと再確認しました。
産まれてから何度も淋しい思いをしてきたと思われる娘。
これからは、大人の都合で淋しい思いをさせてはいけないと心に誓いました。
私たち家族にとって、とても大切な日となりました。