冬の最中に桜が満開、そんな光景が見られた。
2日前の日曜日の出来事です。
花冷えってよく言われるが、冷え込むだけではありません。
深々と雪が降り、大地は白銀の世界です。
こんな異常な事は32年ぶりとか?
世界中、明けても暮れても新型コロナウイルス感染の事ばかり。
東京の染井吉野は開花は、例年よりかなり早かった。
桜が満開の頃までは、自粛規制も緩和されるだろうと、
勝手に期待してた。
お彼岸の中日には青山墓地に墓参りに出かけた。
その帰り、外苑並木通りを家内と一緒に散策した。
通りは多くの若者で混雑してました。
自粛規制は何処かに置き忘れた感じ。
我慢に痺れを切らした若者が、街に出てきたのです。
これで、国民に無理強いをした政府の自粛規制を
緩和の方向にあるのかと期待したら。
専門部会のご意見を聞いてからとか?
その結果は期待とかなりズレたものでした。
もうしばらく自粛規制が必要との事。
そして、それに追い打ちを掛けるようにして
東京都の休日連休の外出自粛規制。
各種春のイベントは中止を余儀なくされてます。
桜は何処か遠慮がちに咲いてます。
通りを歩く人もまばら、
それに異常気象の積雪が重なりました。
春なのに、満喫できない、自宅待機の日々。
それでも、早朝の公園体操だけは続けております。
公園体操仲間と交流が唯一の気晴らしです。
不要不急の外出自粛規制です。
用事があれば良いでしょう。
沢山の用事を並べて、出かけることにしました。
徒歩で20分。何時もの理髪店によって、
日頃混んでいる理髪店ですので、整理券をもらって
そして、その近所にある市営図書館に借りた本を返却し
新たに予約した本を受け取って、
それから、区役所の食堂で定食ランチを食べて、
再度理髪店を伺うコースの行程でした。
理髪店の後は、その近所にある本屋の喫茶室で読書です。
一杯のコーヒーで3時間ばかり滞在するつもりでした。
何時もの余暇の過ごし方のパターンです。
ところが、とんでもない笑い事が重なりました。
徒歩で歩いて20分。辿り着いた理髪店、今日は営業休日でした。
勢い弾んできたのに、残念。理髪店って月曜日が休日ではないの?
仕方がない、そのまま市立図書館へ
返却する本がバックの中から見つかりません。
今日が返済期限だと思って、わざわざ2階に自室から持ってきたのに?
自宅の玄関先の靴棚の上に置き忘れて来てしまったのです。残念。
新たに借り受け予約の本2冊を受け取り、時計を見たら11時10分。
区役所の食堂の営業開始時間に20分ほど待ち時間があります。
区役所受付ロビーの椅子に座って、借りた本を読み始めました。
学童用の絵本です。
時間のたつのも忘れて、夢中に読み更けております。
ふと、食堂の営業開始を気に留めて、時計を見たら開始2分前。
気持ちは、既に食べることに向かってます。
食事代精算用のお金を用意し。。。。
バックの何時ものところに収納している財布がありません。
小銭入れもありません。
お墓参りに出かけた折、ショルダーバックに入れたままで、
元に戻してなかったのです。
食欲旺盛な気持ちなのに、またまた残念。
そして本屋の喫茶室での読書も断念せざるを得なかった。
今日の予定が、全てくるってしまった感じ。
区役所からの帰宅への徒歩の帰路、体が重く感じた。
通りを歩いているうちに、何かい追い越されてか?
とぼとぼと、疲れた歩き方だったでしょう。
でもね、ずーと気に掛けていた駅前の桜が出迎えてくれました。
「元気出せよ」
励まされた感じ。
この通りをメインにした桜祭りは、早々と中止が決定された。
季節外れの雪にも負けないで、満開に咲き誇ってます。
「ありがとう」
誰に聞かれても恥ずかしくない、言葉を発した。
この話、家内にしたら
「良かったね、理髪店で清算の時や、食堂で料理を並べて清算する時
恥を欠かずに済んで」
残念事が重なったが、それだけは幸運な出来事だった。