地元の大学付属病院の皮膚科で痒疹と診断され、その治療を受けています。
かれこれ、3年程経過するが一向に治る見込みがありません。
結節性痒疹、慢性化してます。
強い痒みを伴う固いしこりを作り、炎症と掻き壊しを繰り返す難治性の皮膚炎です。
結節性痒疹は丸みを帯びた湿疹が孤立して発症します。
その病状はじゅくじゅく→乾燥→落屑→掻き壊すの悪循環を繰り返す。
乾燥すると分厚い瘡蓋が形成されます。
この瘡蓋が出来るときに強い痒みが出て、我慢することが出来ずに掻き壊してしまいます。
炎症と掻き壊しを繰り返すため,患部や患部周囲は色素沈着を起こし黒みを帯びてます。
担当主治医に言わせると、難治性の皮膚炎特有の悪循環だそうです。
結節性痒疹の原因は、皮膚細胞の「炎症」でその炎症を引き起こす「起因」は
現代医学では解明されいません。
結節性痒疹の根治療法は無く、ステロイド外用薬が処方されてます。
紫外線治療を受けましたがその効果は定かではありません。
難治性皮膚炎に対するステロイド外用薬の長期使用による副作用が心配です。
抗炎症効果がある対処法が他にないだろうか?
担当医に聞いても、無理な話。そう思います。
・・・・・
痒いから掻きむしり、掻き壊して病状を悪化させている現状。
これを打破するためには、痒みを止める事だ。
今、痒み止めに使用しているステロイド外用薬は
長期間使用しているが、その効果に疑問が沸いてきた。
ステロイド外用薬には皮膚萎縮の副作用があり、皮膚が薄くなり拡張した
毛細血管がより目立つようになるとのこと。
何だかよく分からないが、皮膚が薄くなって外部からの刺激に弱くなっていると理解した。
患部が肌着と接触し摩擦が生じ、それに伴う痒みが生まれている感じがする。
これって、この薬で病状を悪化させているのでは?
対処法マニュアルで治療に当たっている主治医に相談してもと、躊躇する有様。
・・・・・
遠隔地農場で趣味の野良仕事に従事中。
畑の隅に植えた「かぼす」がゆっさり実を付けてます。
秋刀魚の季節です。
秋刀魚の焼き魚料理に薬味として「かぼす」を加えると美味しさが増します。
何にも食べ物がありません。「かぼす」を一個捥ぎ取って丸ごと食べました。
酸味がさっぱりして、野良仕事の疲れが消えて、元気が出て来た感じ。
ついでに、もう一個。
遠く離れた家内にメールで「野良仕事」の近況報告。
即、返信! 便利な世の中です。
「あなたにはビタミンCが欠乏しているようなので、かぼすをもう一個食べてもいいよ。」
「あれ!かぼすを3個まで食べていいってこと?」
これって、どんな栄養価があるのだろう?
・・・・・
野良仕事を中断して、作業小屋でスマホを使って「かぼす」の栄養価を検索。
驚いたことに、その栄養面ではビタミン類が何種類も含んでいて
ビタミンのデパート的存在。
そして、更に興味を引いたのが、「かぼす」の栄養効果の説明です。
「ビタミンC」は細胞の酸化抑制効果、老化を防ぐ、動脈硬化を予防
更に皮膚や血管の健康維持に繋がるコラーゲンを合成する。
専門的な事は詳しくないが、何となく分かったような気がする。
序でに、もっと易しく解説した「かぼすの効用」に辿り着いた。
・疲労回復効果 ・美肌効果 ・老化を防ぐ ・風邪の予防 ・感染症の予防
「美肌効果」、柑橘類の柚子湯の事を連想した。
「柑橘類の種」はぬるぬるして、焼酎に漬けて化粧水にしている話を聞いたことがある。
・・・・・
この情報と一緒に畑のかぼすを、家内に土産にしようと思う。
その前に、その効果を試してみよう。
かぼすの搾り汁を手の甲に塗り合わせてみた。
ぬるぬるが直ぐ乾いて、手の甲がスルスルしている。
手の甲のガサガサが無くなってます。
「あれ!これって、私の持病にも効き目があるのかなぁ?」
早速、かぼすを捥ぎ取って、小屋の中で実験です。
誰も見てません。
体中に「かぼすの搾り汁」を塗り付けます。
両腕、両腿、腰からお尻、お腹、序でに頭、顔まで。
体中の殺菌が退治されているような、チクチク染み渡ります。
暫くして、そのチクチクも止みます。
体中、特に頭の部分に清涼感が漂います。
顔の肌が引き締まった感じがします。
これが、美肌効果と言うのかなぁ?
・・・・・
今まで、引っ切り無しに、体の痒い所を掻いていたことが治まった感じ。
結節性痒疹の痒みが一時ですが、消えてます。
偶然の発見に、喜びを隠しきれません。
「これって、どれだけ持続するのだろうか?」
次なる実験検証が控えてます。
野良仕事は、そこで中断して、畑のかぼすを全部捥ぎ取り急遽自宅に戻りました。
早速、家内に状況報告。
「また始まった、医者でもないのに我儘な自己流が」
日頃から信用されてませんから、その延長線です。
畑から採取して来た大量のかぼす、冷蔵庫保存でも1か月が限度。
それに、冷蔵庫の容量も限度があり、勝手に占有する訳には参りません。
かぼすの搾り汁は焼酎を加えて瓶詰、皮と種はミキサーで刻んでジャムに加工。
長期保存のため直冷凍。一日がかりの台所仕事です。
本腰の入った自己流に、家内が側で興味深々。
「それが、全部使用済みなる頃が楽しみネ。」
・・・・・
結節性痒疹の痒みを止めたら、主治医が調剤した薬は一切使用しない事に
勝手に心に決めてある。
4週間後、その診察日が訪れます。
良い実験結果が出ることを祈ってます。
結節性痒疹の掻き傷の跡、これもどうなる事やら推移を見守ることにします。
掻き傷を新たに作らないのですから、今までのが治って、消え去るだけの事だと思ってます。
あの先生は、消えないと言い切ってました。
「それって、本当かなぁ?」
自己流治療の記録を付けることにしました。