いやなことは引きずらない

　しばらく前の話しですが、娘から「今日は（月曜日）学校にいきたくないな…・休みたい。お父さんもこういうことあったでしょう」と言われました。とっさに「それは誰にでもあるよ。だけど今日休むと明日まで引きずってしまうよ。１日分で済むことが２日分に増えてしまう。いやなことは早く済ませた方が被害は少なくて済むよ。」と回答しました。　　
　あとから女房に聞いた話では、その日娘はベソをかきながらシブシブと学校に行ったとのことでしたが、先週また、「火曜日からは平気なんだけど・・やっぱり月曜日は学校に行きたくない・・でもおとうさんは何十年もがんばってきたんだ。えらいなあ」と言われました。「そうだよ・・引きずらない、引きずらない。いやなことは早く終わらせる。あっ、それからいやなことも辛抱しないとイイ仕事が出来なくなるよ」と回答したところ「そうだよね。・・」とにっこり笑ったので「おっ、前回話したことを理解してくれたんだ、成長したな」とうれしくなってしまいました。
　人間というもの、楽をしたいからがんばるのか、がんばったから楽が出来のるか判断がむずかしいところですが、はっきり言えることは、楽だらけの世界になったらそれが当たり前になって感動とか感激がなくなってしまうということです。大切なことは極力楽を求めず、傷つきながらも一歩踏み出し、昨日の課題を今日解決するため無理・無謀を承知でぎりぎりまで挑戦することが重要であり、そしてそれを達成できた人間だけが、より深い感動と歓喜を手に入れることが出来るのではないでしょうか。
　…ということで娘よ！！！年齢や性別に関係なく、困難が大きければ大きいほど達成した時の喜びは計り知れないものがあるはずです。だからお父さんはいやなことやむずかしいことにもチャレンジします。そしてそれをクリヤした時、もしかしたら今まできらいだと思っていたことがたまらなく好きになっているかもしれませんよ。だから…これからもにっこり笑ってがんばろうね！！！

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