研究日誌。

大規模なグラフ処理に対してメモリ階層構造を考慮した高性能なソフトウェアを開発。

Atom で最短路 - その3。

2008-08-22 19:41:43 | Weblog
前回の Atom processor と Xeon processor での結果について、いろいろ実験結果を見ている。実際に実行時間の比を出してみると、max_heap_size(データ構造に格納されているデータ数の最大値)との関係がないわけでもないようだ。

Atom は L2 size が 512 KB で、Xeon は L2 size が 6 MB のためにもしかしたら、L2 からあふれる部分が特定できるかも知れないと考えている。← で示した FLA あたりまでは、max_heap_size との相関関係がないようだが、それ以上大きなグラフから、L2 サイズに律速されているのかもしれない。

しかしながら、グラフデータによってキャッシュ汚染があるとしても、
 1508 x sizeof(heap_t) = 11.78 KB
ほどしか利用できていないことになる。
     rate  max_heap
NY   3.84       974
BAY  3.71       976
COL  3.75      1001
FLA  3.85      1508 ←
NW   4.11      1858
NE   4.26      1847
CAL  4.28      2188
LKS  4.45      1713
E    4.86      2531
W    4.95      4310
CTR  5.25      5613
USA   --       5976

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