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普通とは何か?  その3

2009年01月27日 | ひとりごと
 “普通”という曖昧な言葉には、ハッキリとした定義がない。
それ故に、個人によってその言葉についてのイメージは十人十色である。
「普通≒常識」だと考える人もいれば、「普通≒世間」と考える人もいるハズである。
 
 今回注目するのは、【国民性】である。
個人ではバラバラに見える思想も、国別で見れば案外まとまっているのだ。
ここで、ある有名な国民性のジョークを紹介する。

ある船に火災が発生した。船長は、乗客をスムーズに海へ飛び込ませるために、
イギリス人には 「紳士はこういうときに飛び込むものです」
ドイツ人には 「規則では海に飛び込むことになっています」
イタリア人には 「さっき美女が飛び込みました」
アメリカ人には 「海に飛び込んだらヒーローになれますよ」
ロシア人には 「ウオッカのビンが流されてしまいました、今追えば間に合います」
フランス人には 「海に飛び込まないで下さい」
日本人には 「みんなもう飛び込みましたよ」
中国人には 「おいしそうな魚が泳いでますよ」
北朝鮮人には 「今が亡命のチャンスですよ」
大阪人には 「阪神が優勝しましたよ」と伝えた。
 

このジョークは様々な国の国民性を簡単に表している(大阪人を除く)。
注目すべき点は、日本人には 「みんなもう飛び込みましたよ」という点である。
これは言い換えると、自立性が低い,共同意識が高い,依存性が高いとなる。 
ジョークを例に出したが、これはあながち間違っていないのだ。
というのも、世界の歴史を考えてみると、他の国が時代の推移とともに「~朝,~国,~王国…」と、内部分裂や領地強奪などで変化しているのにも係わらず、
日本は古代から現代にかけて国名が変わったことは一度もない。勿論、島国なので他の民族による攻撃は少ないという理由はあるが、国名を変えるような内部分裂は一度もない。
これは日本国民という共通意識が強いことや、「長いものにまかれろ」という独特の思想があったからだと言える。

 確かに日本人は「みんなやっている」という言葉に弱い。駅前で化粧品の販売をしているスーツを着た怪しいお兄さんは、
必ずと言っていいほど「みんな買ってるよ」と怪しい商品を売り付けようとしている。
それ以外にも、通販番組やCMにおいても「もう、みんな始めている」という謳い文句がある。
よく考えてみれば日本だからこそ使われる言葉である。外国で「みんなやっている商法」はきっと通用しないだろう。

 これらから考えると、“普通”という定義は個人だけでなく、国によってもハッキリと違いが出てくるのではないだろうか。
次回はそのことについて考えていきたい。 


                                 その4へ続く


《Tomiyama tenyou》



                                

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