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自分の考えを自由に書いていくブログ
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漆工芸について

2014年11月13日 | ひとりごと
 皆さん、こんにちは。

漆と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
「漆のお盆」「ツヤツヤの重箱」「触ったらカブレそう」「貧乏人には縁がない高級品」・・・いろいろなイメージが有ると思います。
確かに現在流通している漆製品というものは総じて高価です。漆塗りの汁椀はプラスチック製のものと比べれば何十倍も値段が違いますね。
しかし、漆というものは自然素材であり、耐久性も桁違いに高いです。漆製品は何百年経っても使えちゃうんです。

下の画像は国宝の〈蓮唐草蒔絵経箱〉ですが、平安時代に作られたものです。つまり千年前の作品です。

ちょっと古びて見えますが、とても千年前の品とは思えませんね。漆は天然素材でありながら人工素材と比べ物にならないほどの耐久性があるのです。
考えてみてください、車の塗装は何年でダメになりますか?数十年でボロボロになりますね。
ペンキはどうでしょうか、ペンキなんて数年で劣化してしまいます。
漆は千年、それ以上も使えるわけです。その上に漆には抗菌性もありますし、漆は防虫効果もあります。見た目も美しく仕上がります。
漆製品は高い?その辺のプラスチック製のお椀に比べればコストパフォーマンスは格段に高いですよ。
なんせ普通に使っていれば一生使えるのですから。

 漆工芸といったら職人の領域、たしかに漆は素人には難しそうな感じがします。しかしながら私はそうは思いません。
私自身がド素人でありますが、漆を使って何個か木工作品を作っています。漆の仕組みさえわかれば素人にとっても漆は魅力的な素材です。下の写真は私が漆を使って仕上げた筆箱です。

なんだか高級そうに見えませんか?
漆はカブレにさえ気をつければ何も怖くありません。漆を使うだけで質感が変わります。
木工作品で一歩上を目指すのであれば、漆を使うべきでしょう。

 素人の私が素人向けに漆作品の作り方を解説してみました。動画にしましたので、漆工芸に興味のある方はぜひ御覧ください。〈ものつくり再生リスト〉


Youtubeは便利です。文章や写真では伝えきれないことも動画で伝えることができますからね。このブログで写真付きで公開しようと思ったのですが、やっぱり動画のほうがわかりやすいです。



《Tomiyama Tenyou》

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