憂いの篩'95

同名のブログがありそうなんで、名前の後に'95を付けました(fromサワダスペシャル)

コミック版ひぐらしの綿流し編のラストには失望した

2007年08月31日 | ゲーム
と言っても本当に失望したのはアニメ版の綿流しラスト、あれはやっつけ。
コミック版は、あのヌルりとした瞬間をよく表現できてると思う。
ただ、ラストの会話シーンが全面カットされてるのが非常に残念だった。

あの局面での淡々とした会話シーンは最高にクールだったと思う。
個人的には綿流し編の一番の見所だ。
それがアニメ・コミック両方でカットされてるなんて…!

自分は基本的に怖がりなんで、ただ怖いだけのホラーは好きになれない。
(ひぐらしがホラーかどうかはおいといて)
そんな自分でも「これはかっこいい!」と思わせるような演出が優秀なホラーにはある。
例えば「リング」で深夜に息子がビデオを見ているシーン、映画を観終わった後、あんまり怖くなかったなと話している友人に「あのシーンはかっこよかった」と言ってみたが、残念ながらいまいち理解は得られなかった。
他には「ぼっけえきょうてえ」に収録されている短編「あまぞわい」のラスト。
これなんかは、どこか綿流しのラストシーンにも通じるクールな演出がこころにくい。

この感覚は今まで賛同を得られたことは無いけど、きっとわかってくれる人もいるはず。
クールじゃなければホラーじゃないのだ。