〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

21世紀日本の「大本営発表」さらに「言論統制」

2011-09-17 | Weblog
唐突な話題ではありますが、あの原発事故以来コンビニで原発報道で頑張っていると思っていたのが『週刊現代』で、先日まででかでかと各地の放射能数値を誌上発表していたり原発利権の構造を暴いたりしていて、週刊誌というメディアにも良心があるのだと思っていたのですが、ひと月くらい前に少なくともセブンイレブンやファミマで見かける限りはいったん発売日に店頭に置かれなくなり、「あれ?」と思っていたのが、その次に復活した号からは、原発報道が怖いくらいにまったく見かけなくなりました。
憶測ではありますが、たぶん間違いなくどこかからの圧力があってのことだと思います。3・11以降のNHKをはじめ気持ちの悪い「大本営発表」は決して比喩ではないというような報道ぶりに加え、このようなあからさまな「言論統制」ぶり、21世紀にもなってこのようなことを経験しようとは思いませんでした。われわれは65年前の日本の戦争末期の状況を他人事のようにあげつらうことはもうできない状況にあるといわなければ嘘だ。少なくともあの時代には弾圧する側すらもっと真剣だったと思われてならない。
とうにかく普通に言えば世界を見ても日本を見ても自分の生きている状況を見ても、よくなる目があるように思えないのがきわめて悲しいところです。このような状況で鬱や自暴自棄に陥らずに生きることは可能なのか・・・無理です。普通に言えば。

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