【第二の銃弾"magic bullet"について】
ウォーレン委員会報告に基づく公式説によれば、オズワルドが放った第二の銃弾は、ケネディ大統領の喉元を背後から貫き、前の座席にいたコナリー州知事の胸をも貫通し、さらに軌道を変えて知事の腕の骨を砕いて貫通した、とされている。
一発の銃弾による銃創とはとても信じがたいことや、二人の被弾位置が一つの弾道では説明困難なこと、さらに原形をとどめながら病 . . . 本文を読む
なお、オズワルドの第一の銃弾が再度跳弾したというメイン通りの縁石は、証拠写真によれば次のようなものである。
※縁石での跳弾の痕跡が、このように丁寧に切り出されてまで保存されているのと比べると、保全どころか調査すらされなかった樫の木の扱いは、ますます不可解である。
これは、縁石表面のごく小さく浅い痕跡に過ぎない。しかしオズワルドを巡る怪しげな諸々の「証拠」と比べれば、負傷した観衆の存 . . . 本文を読む
また、アルトジェンズの写真からは三階の窓は全て閉じられていることが確認できる。以上より、ダルテックスビルからの射撃の場合には、二階窓からの射撃以外は考え難い。そしてこの壁面には、フロアごとに一対三組の窓があるだけである。
この写真では、三階の窓が全て閉じられている一方、二階の窓のうち観衆がいない中央及び左側の窓がわずかに開いていることが確認できる。
※アルトジェンズ写真の、問題の窓周辺の . . . 本文を読む
ただし、これまでダルテックスビルを真の狙撃現場とする説はあくまで推測にとどまってきた。説明として合理的で説得力はあっても、根拠をもって裏付けられた説ではなかったのだ。
ここで、先に取り上げたアルトジェンズによる写真が大きな意味を持ってくる。
そこに写し取られた、銃撃の瞬間の観衆や白バイ警官、そしてシークレットサービスの奇妙な「水平方向・真後ろ」への視線は、この「ダルテックスビル低層階からの発 . . . 本文を読む
先の土曜講座の記事に続き、サングラハ教育・心理研究所主幹の岡野守也先生による、「『摂大乗論』全講義」シリーズ2講座についても、受講した筆者による備忘メモとして、講読箇所の範囲と、おおまかなまとめないし感想を書いておきたい。今回は2/18日曜の第2回講義である。
講義の語り口は一見平易ながら内容は高度であり、またもともと難解な仏教の論書であることから、理解できていないままの箇所が多い。あくまで筆 . . . 本文を読む
サングラハ教育・心理研究所の2/17開催の土曜講座(東京)について、参加してきたのでまた報告してみたい。
…といっても、その内容を文字通りの拙文により下手に伝えるよりは、講座に直接ご参加いただいた方がよいと思う。
また、講師の岡野守也先生ご自身のブログを読んだ方が、その真意が誤解なく伝わることと思う。読んだうえで、興味を持たれた方は直接足を運ばれてはいかがだろうか。
そこで、今後はこのブ . . . 本文を読む
公式説=ウォーレン報告がこのような明らかな無理を主張せざるを得なかったのは、「鉄道橋の下に立っていた観衆が、第一弾が弾いたメイン通りの縁石のコンクリ片に当たって頬に切り傷を負った」という否定し難い事実が存在したからであろう。
※ウォーレン委員会での調査時の画像。矢印の先の縁石にオズワルドの第一の銃弾がヒットしたとされている。
第一弾の異常な軌跡は、それに辻褄を合わせる必要に迫られたものだと . . . 本文を読む
それ以上に重要でより不可解なのは、この第一の銃弾の弾道である。
公式説によれば、オズワルドの放ったマッハ2を越えるライフル弾は、路傍の樫の木で跳弾し、奇妙な角度で弾道を曲げ、偶然にも地表にを這うような軌跡を描いて、観衆ジェームス・テーグの目の前の縁石に向かい、コンクリート片を跳ね上げた、とされている。
こうしたことが実際起こりうるのか?
オズワルドの第一の銃弾は、立ち木の枝に当たっ . . . 本文を読む
筆者が参加しているサングラハ教育・心理研究所の東京講座について、研究所HPより転載したい。
岡野守也先生による講座の内容については案内文を参照いただきたいが、内面(心理)と外面(社会)の両面にわたって、いろいろな意味で深刻な行き詰まりを迎えている現代にとって、きわめて重要な内容だと思っている。その評価がどうかはご参加いただき判断してほしい。
とくに決定的に欠如しているのが内面のほうの処方箋 . . . 本文を読む
【第一の銃弾について】
オズワルドの第一の銃弾は、すでに銃には実包が装填済みで、移動する目標にじっくり照準を合わせながら、あとは引き金を引くだけという状態で発射されたことになっている。
つまり、後の二発に比べればはるかに容易な状態の射撃であり、狙撃手はどんな銃を用いていようとも、この一発に必中を期すだろう。オズワルドが用いたとされるボルトアクション小銃ならなおさらで、この条件下で二発目以降の . . . 本文を読む
筆者が参加している「持続可能な国づくりを考える会」の学習会が2/16(金)に行われるので、会のブログから案内を転載する。
わが国・日本の凋落が明らかな今、「古き良き時代をもう一度」という感覚で安倍政権が支持されるのは、心情としては非常によくわかるものの、現実的にはこの国・この世界の持続可能性という意味ではっきりとアウトであるのは多くの方が認識されていることと思う。
ある作家が先日書いてい . . . 本文を読む
これまでにアップした記事で見てきただけでも、そもそも狙撃の現場が教科書倉庫ビルではなかったこと、他の複数の地点からの狙撃があったことはほぼ確実だと思われる。
その視点から改めて公式説を眺めると、「教科書倉庫ビル六階窓」及び「三発の銃弾」という予め決められた結論があって、それに合致しない幾多の現実のほうを結論に合わせるために、証拠の偽装までして無理を重ねているだけだと見えてしまう。
先に三 . . . 本文を読む
【疑惑の三発の空薬莢】
さて、「オズワルドによる三発の銃撃があった」とする公式説を根本で支えているのは、他の何よりも現場に残された三つの空薬莢である。
つまり「現場に空の薬莢が三つ残っていた以上、銃撃も現場からの三発であったはずだ。あくまでそれが事実なのだ」というわけだ。
※写真ア:委員会証拠物件第510番として登録されている写真。右手の壁のように見えるのは、彼が犯行前に積み上げたとされ . . . 本文を読む
以下、筆者の参加しているサングラハ教育・心理研究所のホームページから、会報最新号の紹介記事を転載する。
編集後記に内容がわかるよう少し紹介しているが、私たちごく普通の一般人(ということは凡夫)にも覚りの可能性=「黄金」が秘められているという大乗仏教の直球のメッセージと、私たちの可能性を覆い隠しているいわば心の汚れもまた浄化・治療できるという現代の心理療法の洞察が、人間の可能性開発の話として一 . . . 本文を読む
オズワルドによる射撃自体にも、同様以上に疑惑が満載である。
まず、ごく短時間での三連射の困難性という問題がある。この事件で散々取り上げられてきている問題だが、この記事でも簡単に触れておきたい。
ここでは、イタリア製の「カルカノM1891/38」という、原型は19世紀末にまで遡る古い軍用ボルトアクション(手動)のライフルを用いていること、しかも径の小さい日本製の安物のスコープで照準している . . . 本文を読む