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花鳥風月猫三昧 Ⅱ

京都にて四匹の猫とマッタリ暮らしています・・・ バオバオ

天井に花畑

2007年05月05日 | 文化・歴史

5月2日水曜だというのに渡月橋は北行禁止。

仕方が無いので松尾橋を渡って、周山街道(R162)・梅が畑へ。

嵐山からは少し離れている平岡八幡宮へ、花天井の公開があるというのでやってきました。

20070503_021 空海が高尾山神護寺の守護神として平安初期に創建したものです。

神護寺の寺域の広さは驚くほどです。

八幡宮が室町期に社殿を消失した際、将軍足利義満の再建の折、花好きの彼は小天井に44枚の花絵を描かせたらしいのです。

今のは江戸末期のものですが。

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宮司さんの言うには「当時の日本に無いはずのジャスミンや葡萄の絵があるところがすごい」のだそうです。

(本の写真を拝借)

                          

天井絵を見終わった後は、宮司さんが漬けた梅干の入ったお茶を、赤い毛氈を敷いた花見席で頂きました。

このあたりは「梅が畑」といって古来より梅の産地20070503_018だそうです。

この八幡さんは椿の名所でもありますが、時期は終わり、わずかに残った花を水盤に入れたのを、花見席で見ることが出来ました。

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願い事をして、一夜で満開になれば願い事が成就する、という伝説「白玉椿」。

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枝垂れ椿です。

苗を2千円で売っていました。ちょっと高いかな~と思いましたが買ってしまいました。

毎年、この時期は鳥の声でうるさいほどですが今年は静かだそうです。

その代わり、タヌキ、鹿、猿、いのししなどが夜間徘徊するそうです。

当日もウグイスが鳴いていました。

宮司さんは「だいぶ、うまいこと啼けるようになった」(^^♪

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いました、いました!ニャンコ一家(^.^)

向かって左端の白いのが母さんニャンコ。

みんな、食事時になると屋根から下りてくるそうです。

(画像をクリック)

{もう少し詳しく}

江戸時代末期、文政10年(1827年)画工、綾戸鐘次郎藤原之信により、神殿天井に44枚の極彩色の花絵が描かれました。これらの天井画は、室町時代、足利義満の御所(室町第)が「花の御所」と呼ばれ、また自らもたいへん花を愛でたことから、義満再建時に、描かれていた可能性もあるそうです。