生後20日位の時、足に大怪我をして草むらの中で動けないでいると病院に連れて行かれたんや。もう16年も前のことや。怪我が治ったら、また元の場所に戻される運命にあったから、いいかげんに、ニャーと呼ばれたにゃー。
最近、年のせいか体が冷えるンや。冬はもちろん夏もこのお釜の上が気に入ってる。
この家の唯一のオス猫。他の子とは一切妥協しないので、誰も (争いを止めようとした人間も含めて)怪我をしないために広い空間を独り占めにしてるにゃー。ズボンを引き裂かれ、16年後の今も足に傷跡を残す者あり、ガッブっと牙が食い込んだ手がパンパンにはれ、一晩熱にうなされた者有り、日ごろベタベタ可愛がっていたのに牙をむいて飛び掛られ、パニックでしばらく物が見えなくなった小心者あり。
白いものが混じるようになり、毛艶も失われ、足の古傷の痛むこの頃にゃー。
この後姿、かつての精悍で凶暴でそして美しいニャーの雄姿、窺い知ることが出来るかにゃ~?
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