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ハイ・ロード通信
日経MJ新聞の記事を基にして、
企業の経営について学んでいきます。
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今回取り上げた記事は、
マーケティング 八塩圭子ゼミ
『自分事化』の重要性
フリーアナウンサー、
学習院大経済学部特別客員教授
日経MJ 2011年3月26日号 5ページよりです。
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マーケティングや消費者行動の分野では、
ここ最近「自分事化」という言葉が
重要なキーワードとなっている。
商品やサービスが一通り行き渡った時代にあって、
イノベーションを起こすような新商品はごくわずかで、
どれもこれもライバルブランドとの差別化に
苦慮しているのが現状だ。
そんな中、「これはまさしく自分のための商品、
サービスだ」と消費者に実感してもらうこと、
つまり、「自分事化」が一番のマーケティングの
課題となるからだ。
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それでは、本日のお勧め記事です。
「自分事化」を消費者に体験してもらうために
欠かせないのは、やはり様々なコミュニケーション
戦略だ。
特にCM業界では、、いかにターゲット層に
「ハッ」と気付いてもらい、心に刺さる
情報を伝えられるかに労力が割かれている。
ターゲット層に好感度の高い同年代の
タレントさんを起用したり、
あるいはそのタレントさんがふっと口ずさむ悩みが、
「あら、私と同じ」と感じてもらえるような
一言を調査から導き出したり。
全体の色のトーンからアクセサリーをつける
つけないまで細部にこだわりぬくのは、
全て「自分事化」してもらうために他ならない。
この「自分事化」は日本だけのキーワードではない。
英語ではレレバンス(Relevance)という
概念が近いとされている。
ブランド・レレバンスという言葉でブランド論の
大家アーカー氏の近著「カテゴリー・イノベーション」
(日本経済新聞出版社)では、あえて日本語を
あてずにレレバンスのまま使われている。
レレバンスをズバリ「自分事化」と訳しているのは、
恩蔵直人+ADKR3プロジェクト
「R3コミュニケーション」(宣伝会議)だ。
なかなか日本人にはなじみがなく、辞書にある
「関連がある、適切な、妥当な」という意味だけでは
あまりピンと来なかったところを、「自分事化」
という言葉をあてると、とたんに意味合いが
はっきりしてくる。
さて、まもなく新年度がスタートする。
自社の商品、サービスが消費者にとって
「自分事化」できているか総点検するのには
ふさわしい時期だ。
また、一仕事人としては、企業の目標を
どこまで自分事化できるか、社会の課題を
いかに自分事として捉えられるかも
問われているように思う。
本日は以上です。
それでは、次回を楽しみにお待ち下さいね。
ご意見やご感想を戴けると嬉しいです。
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