ワークマンは 商品を変えずに売り方を変えただけで なぜ2倍売れたのか
商品力と割安感、飛躍の原動力に
ワークマンの株式時価総額は7500億円を超える。
同社は作業服を得意とする売上高1000憶円弱のアパレルチェーンだが、
時価総額でみるとローソン(5000憶円弱)や丸井グループ(4000憶円弱)、
三越伊勢丹ホールディングス(2000憶円強)を大きく上回る実力を持つ。
その強みを解き明かしたのが本書だ。
データを重視した経営や原価率65%を意識した商品開発、
ファンの意見を取り入れた販促の様子などがわかりやすくコンパクトに紹介されている。
一読してからワークマンの店舗を訪れると、商品選びを一段と楽しめる。
靴売り場に行くと、本書でも取り上げられていた980円(税別)のシューズなどが並んでいた。
その1つを購入して履いてみると、思った以上に快適だ。
急成長を続ける秘訣は、高い水準でバランスした商品力と値ごろ感にあると実感した。
本書によると、ワークマンの店舗はフランチャイズ店が大半で、
そのほとんどのオーナーがFC契約の更新を望んでいるという。
ただ店舗に行くたびに気になるのは、商品が入ったままの段ボールが点在する通路の光景だ。
出店を拡大する今こそ、店舗全体の質を維持・向上する努力がより重要になると感じた。
ワークマンは 商品を変えずに売り方を変えただけで なぜ2倍売れたのか
酒井大輔 著
日経BP 税別1600円