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財務コンサルタント・1級販売士のブログ

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財務管理の基礎知識について、シリーズにて体系的に記述していきます。

予算管理:予算管理の意義

2023年04月27日 | 日記

財務管理の基本知識について、体系的に記述していきます。

内容が古いなと感じたら、現在の財務管理の内容と照らし合わせながら見ていただくと、より理解いただけるかと思います。

 

予算管理:予算管理の意義

我が国の原価計算の実践規範である金融庁企業会計審議会の「原価計算基準」は、予算を「予算期間における企業の各業務分野の具体的な計画を貨幣的に表示し、これを総合編成したものをいい、予算期間における企業の利益目標を指示し、各業務分野の諸活動を調整し、企業全般にわたる総合的管理の用具となるものである。」と定義している。

企業は次年度以降の事業活動をその経営方針に基づき、経営計画として具体的に策定する。それは販売部門、製造部門、仕入部門、人事・労務部門など職能別部門別に策定された計画の総体として構成されている。

予算とはこれら経営計画を、その細部から総体にわたって金額によって表示し直したものと考えてよい。これによって予算は、利益目標を金額で表示するツールとして、また各部門間の活動を調整するツールとして、さらには企業全体のマネジメントのツールとして利用される。

また経営計画は企業全体のレベルにおいては、予算を媒介として、利益計画と資金計画、すなわち財務計画としてまとめられる。ここでの予算管理とは、この財務計画を「見積損益計算書、見積貸借対照表」を始めとする各種の会計モデルで表現した、予算による計画設定および統制のシステムをいう。

この計画設定は具体的には「予算編成」と呼ばれる。したがって予算管理というプロセスは、予算編成および「予算による統制」という活動からなっている。

 予算管理を示す概念式

 予算管理=予算編成+予算による統制

財務計画を見積財務諸表などの会計モデルで表すこと、言い換えれば、財務計画を予算に仕立てるのは、それによって利益計画、資金計画の調整・統合を図り、計画を全体として矛盾のないものにするためばかりではなく、利益管理活動、資金管理活動の目標を提示し、さらに企業の実際の経営成績や財政状態を批判または評価するためにも必要なことなのである。

 

つづく