あひる町の住人~兼業画家ライフ~

兼業画家をしています。高知在住。にゃんず・釣りやギター・ハシビロコウネタ、など、悲喜こもごもの土佐日記です。

質問力を磨く。

2014年10月02日 | 【エッセイ】
今回は「質問力」について書いてみます。

先日こんなことがありました、というか、日常的にもよくあります。



お客様からの連絡「アレを〇○個、ありますか?」

僕「現場に行って在庫確認します」

現場にて「在庫あります、用意しますよ」

迅速な対応を心がけ、段取りをしてお客様へ報告
「在庫ありますよ、すぐに出荷できます」

お客様「〇〇の長さを変えたいので、特殊なものにしてください、納期は来週でいいです」

僕、現場に伝える。

現場
「もう用意してしまいました・・・(ー_ー)」



これはしっかり最初に「在庫確認しますが、どんな風にいつご使用ですか?」と質問するべきでした。


サイトにもいろいろと「質問力」について書かれています。
NAVERまとめ「質問力をつけるには」





調べていくと、質問には大きく二つあるようです。

「クローズド・クエッション」
相手の答え方が制限されている質問のこと。
これはイエスかノーで答えられるのですが、ついついこの手の質問をしてしまうし、されます。

「オープン・クエッション」
相手に自由に考えてもらい、自由に答えてもらう質問のこと。
これは子供と会話するときに多用します。その中でも「プロセス」の質問「なぜこのようなことになったのか」と相手に聞き出すのも会話や情報収集に役立ちます。







さて、僕がバスフィッシングのJBプロトーナメントやアマチュア大会に出場していて、プラクティス(練習)中にトッププロの方から質問を受ける機会がありました。情報を集めるのも戦略のひとつなんです。

ここで感心というか、うまいなぁと思うような質問をされました。



あるトッププロ
「今日はどうでした?」

僕「あんまり釣れませんでしたよ」
さすがに僕は情報を言いたくありませんでしたが、声を掛けていただいたのでちょっと話をすることに・・・

あるトッププロ
「どの辺行ったのですか?」

僕「あの辺りです・・・」

うんぬんかんぬんあり、ついに確信をついてくる。

あるトッププロ
「そこの場所の上にいましたか、下ですか?」

僕、バカ正直に「下です・・・」




あるトッププロは「やはりそうか・・・」と、まんまと情報を入手したのです。
場所とレンジがわかればトップの方はいとも簡単に釣ってしまいます。フェアに戦ったとして、その場所に行かなくても、それがヒントになり、戦略を立てることができます。
ま、僕の情報もたかが知れてますが(笑)

トップの方は情報収集が本当にうまいのです。今思うと「オープンクエッション」と「クローズドクエッション」を織り交ぜ、「プロセス」を聞き出し、相手をその気にさせてしっかり欲しい情報を引き出す能力が素晴らしかったと思います。



いろいろ書いてきましたが、いちばん「質問力」の高い人が身近におりました。
5才の息子です。


「〇○だったら、どうする~?」

これはもう、絶品です。



「お菓子を探しに行ったら、降りられなくなった…どうする~?」

「君だったらどうする~?」と返して
息子との会話を楽しんでいます(笑)

親バカ万歳(^ω^)



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