あひる町の住人~兼業画家ライフ~

兼業画家をしています。高知在住。にゃんず・釣りやギター・ハシビロコウネタ、など、悲喜こもごもの土佐日記です。

謎のやりとり「先、置きます」「おやすみなさい」 ~高知・土佐弁~

2015年08月04日 | 【高知ライフ】


高知に来て職に就き、いちばん驚いたことがこのタイトルのやりとりです。



通常、仕事が終わり帰る時は

「お先に失礼します」

「お疲れ様です」



・・・ですが、高知では違いました。


帰るひと
「先、置きます」

帰る人へ
「おやすみなさい」


僕は「!?」となりました。

何を置いて、まだ夕方5時だというのにもう寝るの!?

不思議に思いました。

何かの聞き間違いなのかなと思っていましたが、だいたいの人が言っていたんです。

「先、置きます」ではなく、帰るひとが「おやすみなさい」とも言っていました。

「いやいや、パートのおばちゃん、まだ午後の3時ですよ!!」

心の中でツッコミを入れておりました(笑)

自分ではかなり違和感があり、「先、置きます・・・」は使えませんでした。
「おやすみなさい」もかなり違和感。



思い切って同僚のY氏に聞いてみました。

Y氏は土佐山田のコテコテ土佐弁のおんちゃんです。
関東へ電話しても土佐弁で構わず会話します。


Y氏「よし、教えちゃお・・・(エヘン顔で)先に置くのは、『仕事を置いて先に帰るよ、すまんね』と言う意味やき、やさしいろぉ~」

僕「ふむふむ、なるほど・・・じゃあ、なんで『おやすみなさい』なん?」

Y氏「ん?関東では言わんのか!?『仕事のことはかまんき、ゆっくり帰って休みや~』っちゅうことや、高知人はやさしいろう~(更にエヘン顔」



・・・このように土佐弁はやさしく、そしてよくない言葉でも滑稽なニュアンスになっていたりしていて好きですね。

『ちゃがまる』=『壊れる』
『ことうちゅうね』=『弱ってるね』

とか(笑)


さて、この頃、
帰るときは思い切って「先、置きます!!」と言うようになった僕です(^_-)


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