50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

昨晩忘年会でした・・・

2015-12-12 06:02:52 | 小説
ぼくは必要と思います。1年の区切りとして、反省とリフレッシュして来年に望む。お酒の有無は別にして、このような節目はあったほうが人生面白そう。

今二人にとって岬ホテルがあの世界を・・・

2015-12-12 05:55:23 | 小説
今二人にとって岬ホテルがあの世界を日常的なものとすれば、ハネムーンの予行を言う否日常的な世界となっていく。演技を離れ、普通の女と男となるには抱擁、濃密なキッスの手段が要ったようだが、理恵は不安な未熟な心地がふとした。リードするはずがリードされ、畳にこのまま崩れおれてしまうのが否で敏彦の分厚い胸を押しかえす。
「時間はたっぷりあるわ。夜になるまで。ね」
と三十歳にしては軽い口調を放った。
「うまく言えないけれども」

(つづく)