冬のあいだは土のなか
じっとこらえて春を待つ
苦味と渋み
なぜだろうとも思わずに
春の香り、春の味
数年来の、いつもの小丘
まだまだ寒い「あいだ」の季節
地面からぴょこんとつきでた、つくしたち
冬はながくてやっぱり忘れる
それでもつくしは季節を刻み
そろそろいいかな
誰にも知られず顔をだす
冬がなければ春もない
寒さがなければ苦味も渋味もないのかも
今年の春も、つくしではじまる
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今年のと昨年の
へちまを2本いただいて
さてどうしたものか
皮膚は結構弱いので
身体を洗うには勇気がいるし
足はしもやけで痛いから
足をこするのは厳しいだろう
考えているうちに月日がたって
1本目を使いきれないうちに2本目をいただいたのだ
それがあるときなんとなく
鍋や食器、ふらいぱん
油よごれに使えるのでは
思い立って台所
料理を作りおえたとき
なべ底、ふらいぱんに油たち
へちまでささってふ . . . 本文を読む
朝はいつも通りに起きだして
なんやかんやと家事をする
思い立って布団カバーを洗ってみたり
いつもは掃かない隅っこを掃き
「適当」加減
そのとき思いついたところを少しずつ
それでもやっぱりすっきりしない
ふと椅子に腰かけて
胸のざわつきが消えないことに
もやもや感にうんざりしてくる
そういうときはしばしばあって
そんなとき
おばあちゃんやおじいちゃん
村の年配者の家々に
無性におしゃべりにいきた . . . 本文を読む
ラオのレシピをめくってた
普段はしない、朝のはじまり
昼のこと
ラオスの友人から電話がかかる
何年も前にここにいて
一緒にしばしば料理を食べた
彼女は調理が大好きで
肩をはらずにあたたかく
それにとびきり美味しくて
日本の食材からぱぱぱっと
ラオ料理を作ってくれた
新築の家ができあがる
そんな話を昨年だったか一昨年だったか
彼女が嬉しそうに話してた
ぜひぜひ式には来てよね!
そんな話を受けてい . . . 本文を読む