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タマリンドの樹のしたで

カンボジアの国境域で。甘酸っぱい果実をほおばりながら樹下で談笑。ありふれた日常からラオ人の・クメール人の生活を届けたい。

落ちゆく葉、色づく。

2016年11月20日 | つれづれ日記
やっぱりさ、落葉樹っていいよね。 杉に囲まれた薄暗い道を抜け、 落葉樹林の明るい場所にでた。 そのとき改めて、自然はすごいと思った。 寒さに耐えきれずに葉を落とすのだとしても、 おひさまの日差しを地面にとどけ、 下部の植生を豊かに残す、落葉樹たち。 それだけでもすごいのに、 散りゆく前に、その葉の色を変えてゆく。 みごととしかいいようがない。 自然の色はどうしてこんなに美しいのか。 おもわ . . . 本文を読む

この季節

2016年11月02日 | つれづれ日記
11月がやってきた。 月の暦で生きていたいと思いつつ、日常はつい、 「便利な」西暦で数えてしまう。 そう、11月がやってきた。 祖母の命日が近づいてくる。 「呼んではだめよ。恋しくても呼んではだめよ。」 「まだ心を離せていないんだ。離せないと死者はなかなか成仏できないよ。」 村の母と父が私を諭したその声がする。 そうね。 恋しくなってもそれを言葉にしてはいけないんだね。 そうだね。 私の心 . . . 本文を読む

どうしようもない心

2016年02月21日 | つれづれ日記
あと4、5日もすれば、君のお母さんたちの家に、外国人のボランティアが泊まりにくるよ。 そんな話を昨日きいた。 詳細は知らないが、細かなことをきくのもつらく、 どれくらい長くなの? それだけ聞いた。 3ヶ月。 そしたらまた別のグループがきて、交代するんだ。 話の輪郭はぼんやりしてて、全体はつかめない。 それでも私には十分だった。 教育関係の援助なのか開発支援なのか両方か。 3ヶ月の間、村の家に . . . 本文を読む

鳥たちの世界

2016年02月06日 | つれづれ日記
贅沢な一日だった。 淡い黄緑色の身体に、頬と頭に赤ライン。 初めて出会ったアオゲラ。 綺麗だろうなぁと思ってはいたけれど、 自然の色はどうしてこんなにも美しいのだろうかと、 思わずため息がでる。 ここ何年も会えていなかった、ウソ。 桜の蕾が少し膨らんできたこの時期に、 ふと気配を感じて空を探すと、ウソたちだ。 声を発せず黙々と食事をしていた。 雄はのどのあたりが桃色で、 ぷっくりふくらんだ身体 . . . 本文を読む

偶然か必然なのか

2015年07月14日 | つれづれ日記
久しぶりの山の中 徐々に深まる緑の中に なんとも鮮やかな黄色があって あたりを見渡せばそこいらじゅうに黄色はあるが これはひらひらそこに落ちたのか 誰かがそっと置いたのか 偶然と必然は紙一重 わたしたちの社会でも そんなふうに思いながら過ごしたい . . . 本文を読む