夏になると出回る冬瓜
101歳の祖母が(近年)大好きなもの
トロリとした食感
がんばって噛まなくとも
するりと入る
祖母は加えて汁ものが好き
料理を前にすると一番に端をつけるのが
汁ものだ
最近は料理を選ばねばならなくなったから
夏になり
祖母のもとに行くと
つくるものがある
冬瓜のそぼろ煮
なのだが、祖母の好みに合わせ
通常より汁気を多くして
スープごといただくようにする
だから決め手はだ . . . 本文を読む
火を使う作業はごく少時間
材料もシンプルで
なおかつ美味しい
わたしの住居
大学の宿舎は自分の「もち空間」がたったの5畳
なーんだ、結構広いじゃない
いえいえとんでもない
水道台が1つあり
いまどきありえないような素材のベットが1つ
グレーの味気ない机が1つ
たちまち腰痛になる椅子がこれまた1つ
これだけの素朴だが幅をとる備品があって
残りのスペースは3畳くらいか
5畳の食卓とよぶならば
わた . . . 本文を読む
今年の梅雨は長かった じめっとした空気のなかで そばが恋しくなった
それからここ数週間 そばを楽しんでいる
そばについては もちろん どしろうと
そば粉についても そば打ちのことも よくわからない
ただ、
そば畑が 雪のように真っ白な花景色に変わる、あの綿毛のような軽やかな光景は
ときおり思い出すことがある
さてさて
そばと一口にっても いろいろある
たとえばほら、つなぎとして何を使っているか . . . 本文を読む
今朝 サプライズで荷物が届いた
小包をゆらすと からからころころ・・・
むむ? この音は…マメ…?
送り主は 北海道にすむ 友だちだった
包みをあけながら 瞬時に記憶をたどった
そういえば…
まめっこの私は 北海道の豆へのあつき想いを その友だちに語ったことがある
もうすぐ旅立つ私に 餞別として届けてくれたのだ、と、おもった
こころがほんわりと暖かくなった
大豆と黒豆が1袋ずつ入っていた
正式 . . . 本文を読む
しその葉が お日様の光を浴びてすくすく育つ季節
一昔前は ほんのすこしだけ しそを栽培していた
毎年 たくさんの実をつけた
穂じその香りは
夏のけだるさを 一瞬だけでもふきとばしてくれるような
そんな香りだ
たくさんの実を手でぷちぷちととり
穂じその塩漬けにしたものだった
ここ何年も しその葉をそだてていない
最近は お店で買ってくることが多くなった
買えばほんの数枚で100円とか
割と高い . . . 本文を読む