これどうやって使うの?こう?
バンコクの空港で乗り換えて、荷物検査を受けた時。
係員のタイ人女性が、驚いてそう聞いた。
え…?タイのですけど。
腕にかけて持ち歩く格好をする彼女に対し、
私のほうがずっこけてしまう。
ローイエットでもらってきたのだけど、
預け荷物には入らないから手で持ってきたんです。
あら。イサーンの言葉。ローイエット?私はロッブリー出身なのよ。
そういう彼女は嬉しそう . . . 本文を読む
ぽこっ。
蓋も口も手もみんな、すっかり毛糸に覆われる。
さてこれは…。
これまた長年使っているコーヒーポット。
ガラスの物は、おっちょこちょいで、
水道の蛇口に当てたり手荒く割ってしまって、
やっぱりこちらのステンレス。
母が引き出物かなにかでいただいて、
それを私がいただいた。
コーヒーを淹れ、しばらくすると冬場は特に冷めていく。
なんとか温かさを保てないかな。
思い出しては忘れ、思い出し . . . 本文を読む
かれこれ10年以上になる、だろうか。
あまりに馴染んでいて、
いつから家にやってきてくれたのか、忘れてしまった。
片口の器。
口下にぽちっと目が付いていて、
口がゆったりと婉曲を描いている。
片方の側面にだけ、えくぼのようなくぼみがある。
全体的に温かみのあるベージュ、
後方部にかけて赤茶色、藍色が混ざりあう。
器に詳しいわけでも全くないが、
片口に惹かれ、器に触れる機会があると片口に目が留ま . . . 本文を読む
カンボジアの村々で使われているアイロン
鶏のオブジェが前についていて
ぱかっと蓋をあけて炭を入れる
なぜ鶏なのか
それはいまだに分からない
妹を思い出す
無精な妹は
儀礼や仕事の前日の夜
「あ!忘れてた!シン(スカートのこと)にアイロンあてるの忘れてた!」
そういってがちゃがちゃと
このアイロンをとりだすのである
スカートはざばざばと川で洗って干すのだが
皺がよるのは否めない
やはり大事な儀礼や . . . 本文を読む
君はなんてまばたきが多いんだ。
まるでハトみたいだね。
村に滞在を始めてから
友人からこんなことを言われた。
ちょっとしたことだったけど、
言われた時も後からも
妙に情景を想像し、そして重ね、楽しんだ。
たしかに、
パチパチ、パチ、パチパチパチ…
わたしはなんともまばたきが多い。
そういえば、中学校のころも同級生に言われたことがあったっけ。
ハトみたいという形容、
日本のキジバトがもくもくと
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