行ってみなさい。
そう言われていたかのように、
不思議なくらい偶然に。
東京国立博物館に、タイの仏像がやってきている。
特別展「タイ―仏の国の輝き」が開催中だ。
それを知ったのは数日前、
学生が嬉しそうにチラシをもってきてくれたのだ。
恥ずかしながらそれまで全く知らなくて、
でもなぜか、
その瞬間に、行ってみようと思ったのだ。
もう何年も博物館や美術館から遠ざかっていた。
それなのになぜか、確 . . . 本文を読む
はっと上を向いた。
ずいぶんと明るさが違う。
半分の斜面はスギ林、
もう半分の斜面はブナ林。
そのあいだを歩いていた。
林床も、植生が全く異なる。
やっぱりブナ林は明るくてよい。
そこいらじゅうでホーホケキョ。
トッキョキョカキョク。
ウグイスにホトトギスが鳴いていた。
ウマノアシガタ
キンラン
コアジサイ
コゴメウツギ
マルバウツギ
フタリシズカ
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やたら小さい。
おかずを盛るお皿が、小さすぎやしないか。
鉄筋コンクリートの2階建ての家の1階部分をオープンにし、
食堂や商店を開いている。
こういった家庭的なおかずを並べる小さな食堂にやっぱり惹かれる。
と、注文してみると、お店の人がもってきたのが小さなお皿。
いつもの癖で、
それをみんなと「シェア」するつもりで数品頼んだ。
適当にテーブルの中央部にそれらを並べ、運ばれてきた米飯にのせな . . . 本文を読む
眼ではみえないつながりや縁。
クメール語の「ニサイ」という言葉。
運命とか定めとか、それほど強いものではないが、
私たちの選択、節目の行動、様々な相手との結びつきの背後にあるもの、
それらを導くなにか。
ある人びととのニサイ、
ある場所とのニサイ、
仕事とのニサイ、
身分とのニサイ、
ある動物とのニサイ、
山や河、周囲の自然とのニサイ、
使用する道具や物とのニサイ…
その相手は多岐にわたる。
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こういっては失礼なのだが、
来る前はあまり乗り気がしなかった。
知らない土地に来るのはやっぱりとても心細い。
はじめてフィリピンを訪れた。
任された小さな仕事が少しだけあり、
そうでもなければ縁がなかったはずだ。
そう考えるととっても不思議。
もう10年以上前になる。
かつてお世話になっていたフィリピン人の先生に連絡をとると、
あいにく彼はちょうど別の地域へおでかけとのこと。
それでも快く知り . . . 本文を読む