体育祭。

『見に来なくていいから！！』


・・・恥ずかしくて言ってるのか
・・・ほんとに見に来て欲しくないのか・・

気持ちつかめないまま

体育祭当日の朝を迎える。

友達数人も
『子ども達が見に来ないでいいから・・って言ってるけど・・どうする？　行く？・・』
なんて迷ってた。





午前中の用事が早く済んだ。

いったん自宅へ戻ったが
やっぱり娘の体育祭が気になる・・


カンカン照りのなか
帽子も日傘も
・・・ビデオカメラも何も持たずに

急いで中学校へ向かった。


思ったとおり
父兄の数はまばら・・・。

テントも来賓・関係者のみ。

殺風景な中に

大きく広がる中学生達の『声援』と『気迫』。

あまりのギップに不思議と鳥肌がたった　笑。


この日を迎えるまでの事を娘は良く話してくれた

応援合戦での歌。
先輩達の事。
自分の走る競技。
自信のある事。
自信のない事。



最近　中学生になった娘は
勉強や部活の両立の大変さを感じてるようで
つまづく事も多くなって
自分の中で消耗できない事を
時には攻撃的になって
時には消極的になって
・・・心のバランスを取るのに悪戦苦闘の日が増えた

『思春期』って言葉で片付けるのは簡単だけど
(いや　その言葉があるから便利なのかもしれない・・)

１日１日　向き合ってる親にしてみれば
どんな言葉をかけてあげればいいのか
悩む日も増えた。


今は
1年生らしく
中学生らしく

先輩達に支えられながら
ひとつの行事に全力でぶつかって欲しいな。。


目の前で大きな声をあげて
低学年を引っ張っていく3年生の姿をみて

２年後の娘は
どんな風に成長していくのか
想像が膨らんで・・・ちょっと涙が出そうになった。


なんで泣けてくるんだろう。。

相変わらず涙腺弱くなったな～
・・・きっと歳のせいだ　笑。


体育祭を終えた娘の顔は
キラキラして眩しかった。

『今日はがんばったよ～　まじ疲れた～　・・・』
リビングのソファーになだれ込む娘を見て

なんだか頼もしく思えて嬉しくなった。

きっとこれからは
娘にいろんな事を教えられ　
いろんな事を貰っていくのだろう。。




体操服についた土の後が
娘の頑張りを語ってくれてるようだった。